2011年8月4日木曜日

ナヨナヨコゴメグサ



お盆にはなぜか、キュウリやなすびに竹とか割り箸で足をつける。
いまではあまり見かけないが、子ども時分に、そんなことをしたことを覚えている。
不思議に思ってたことの一つだが、この歳になってやっと分かった。

ご先祖様が、お盆になると帰ってくるが、その送り迎えに、牛馬を使ってもらうという意味だそうで、なすびは牛、キュウリは馬に例えているらしい。
ふ~ん、なんとものんびりした風習だったんですね。

そういえば、盂蘭盆が近づくと、昔はあちこちのお寺周りでは草市が賑わっていて、蝋燭、線香、盆提灯、蓮の葉、ほおずき、瓜、茄子、素麺などが売られたそうだ。
盂蘭盆の祭壇は精霊棚が拵えられ、台の上に真菰を敷いて前に垂らし、周囲に青杉葉でまがきをめぐらす。
さらに四方に葉付きの青竹を立て、菰縄を張り、そこにほおずき、ひょうたん、稲穂、素麺などで飾り付けをする。
出来上がった精霊棚に先祖の位牌を安置し、供え物をする。

最近はそういうお盆をするお家はとんと見かけなくなってしまった。
せめて、仏壇に直接お供え物をする程度でしょうか。


ST*2、W30*1

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