2012年7月31日火曜日

涼しい夢


気温がグングン上昇
午後3時には35°を突破
バイクでアスファルトを走ったが
顔に熱風が吹きつけてきた

こんな日は作業はお昼まで
さっさとシャワーを浴びて
エアコンの前でひっくり返って
寝るに限る。

見る夢は涼しい風がそよぐ
笹原の稜線

背に担ぐザックの重量が
腰と足に掛かるが苦痛ではない
むしろ、どこまでも歩いて行けそうな
奇妙な安定感がある
斜面からふっと冷たい霧が吹き上げて
お花畑をアサギマダラが舞い
ヒヨドリソウの匂いかすかに漂う

              -シコクイチゲ-

2012年7月30日月曜日

寿命



WHO世界保健統計によると
日本の男女平均寿命は後退したそうだ。
原因はいろいろとあるようだが
若い人たちの自殺の増加にも一因があると報じられていた。

ところで男性と女性の寿命の
差がおおよそ6才もあるのは誰もが知っているが
なぜ6才もの開きがあるのかはあまり知られてはいない

なぜなのか、
ある研究者は次のように言っている
「身長の高さは寿命に反比例し、人間の男性は女性より、
約7%身体が大きいが、この差が死亡率の差にほぼ比例している」
すなわち、身体が小さい人ほど長生きすると。

そしてもう一つの原因は男性ホルモンであるテストステロン
力強さや攻撃性を増すためには必要だが
一方、免疫システムを低下させるため
多くの病気にかかりやすいことが分かっている。

男性が長生きするための秘訣は
去勢することと
食事量を減らし、身体を小さくすることだ。
(痩せると幾分身長も低くなる)

実際、去勢した人は長寿であり
また統計的に身体の小さい人は
身体の大きい人より長寿なのだそうだ。

                 -タマガワホトトギス-

2012年7月29日日曜日

岩尾根


石鎚山

トンボが飛びかい
アサギマダラが風に乗って優雅に飛翔する
絶壁の真下には一面の笹原が滝のように滑り落ち
岩が天空を指す
ホラ貝が鳴り、六根清浄が木霊する霊山石鎚

午前中はまずまずのお天気だが
午後からは雨が降り、雷が轟く
そんな日が続いている
カッパを着ないで雨を体で受けて
歩くのもおつなもの

(ご一緒して頂いたアンジーパパさんとKさん
お世話になり、ありがとうございました。
お疲れさん)


2012年7月28日土曜日

寒風山


再び寒風山へ

ようやく目的のギボウシの開花を見ることが出来た
東赤石山のシコクギボウシとは姿形が異なっていて
はっきりとは確認できてはいないが
どうやらこれはスダレギボウシ

よくみると白っぽいギボウシもある
花の本を読むと
白~淡紫色はヒュウガギボウシ
だと書かれているが、素人目には分からない。
花はいろいろとあって区別が難しいと感じた。

下界は猛暑だったが、稜線は涼しい風が吹き抜ける
昨夜は夕凪で何度も夜中に目が覚めた
そんな我が家に是非欲しい風だが…
今夜も寝られそうにない
寝不足がしばらく続きそう
とかいいながら、ガーガー寝てたらどうしよう。

2012年7月27日金曜日

怠けることが生きる術



怠け者

どっこいしょとかけ声をかけないと
動かない、動こうとしない
そんな自分にいつも、あ~なんでこんなにも
怠け者なんだろう。
そう思いながら何十年も生活をしてきた
ちょっとでも時間があると休もうとする
ちょっとでも寝転がろうとする
暑いと涼しいところで一日中おりたい
寒いと焚き火の前で動かない

山菜が芽生える春には
山や野原やで寝っ転がり、空の雲を楽しむ
錦繍の秋には
色とりどりの樹木の下でを
いつまでも紅葉を眺めていたい。

いっかな働こうとしない自分に
嫌気がさしながら生きてきた

だけど最近になって気がついた
人間てみんな同じなんだってことに
ほうっておけば怠けてしまう動物なんだって
原始時代に生きてきた祖先たちも
狩りをしているときとセックスをしているとき
以外はダラダラと過ごしていたんだ。

それが生きていくために、
大切なエネルギーを無駄にしない唯一の
方法なんだ
な~んだ、悩みこけて損しちゃったわ。

2012年7月25日水曜日

クレヨンしんちゃん


クレヨンしんちゃんのお父さん 野原ひろし
の言葉にこんなのがある
        一日だけ幸せでいたいならば、床屋にいけ。
    一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え。
    一ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚をしろ。
一年だけ幸せでいたいなら、家を買え。
    一生幸せでいたいなら、正直でいることだ

人は貪欲に出来ていて、どんなにお金持ちになっても
幸せにはなれないことがわかっている。
なぜか?

人は遺伝的に欲望を増やすように作られている
目標を持って、なにかを達成すれば
脳内には快感物質(ドーパミン)が噴きだし、
快楽を味わうことが出来る
これが幸福感につながる。
ところが人はこれにすぐに慣れてしまい
もっと大きな欲望を求めるようになる
脳内モルヒネ、麻薬とまったく同じ仕組みだ
そのうちどんなに欲望を満たそうとまったく効かなくなる

これを変えるにはほんの少しだけ
努力をすればいい

例えば、お金はほんの少しあればいい
生活の質こそ大切で
いまこのときこの一瞬を
あるいは人との交流を大切にすることなど、
考え方をほんの少し変えるだけで
幸せは見えてくる。

クレヨンしんちゃん、お尻フリフリダンスしながらも
いいこという~。

                                        -タカネマツムシソウ-

2012年7月24日火曜日

吸血コウモリの記憶能力


吸血コウモリといえば
ドラキュラ

牛や馬など他の動物の血を吸って生きるコウモリ
薄暗い夕方の時刻がくると
それまで洞窟の天井にぶら下がって
寝ていたコウモリがカーッと目を開いたかと思うと
一斉に洞窟の外へ飛び出す。
ドラキュラの活動時間は月夜の晩だが
コウモリはそんなことおかまいなし

そんな恐ろしいコウモリにもドジな奴がいる
血が吸えなくてお腹の皮が背中に
くっつきそうになる奴が必ずいるんだそうだ

ところがそういうドジコウモリに仲間は
吸ってきた血を口から吐き出し
空腹のコウモリに分けてあげている
仲間が仲間を支え合って生きている
そんじょそこらの人間より素晴らしい仲間意識を
持っている
と思いきや、全然分け与えないコウモリもいる

なんともはや人間の世界もコウモリの世界も
同じような利己的な考えの持ち主がいるんだわ

しかし、驚くことに、血を分けてくれない奴の
顔はチャンと覚えていて
逆の立場になったとき
そいつには絶対に血を分けないそうだ。
数千匹のコウモリの顔をチャンと見分ける。

そういえば人も相手の顔をすぐに覚え見分ける能力を
持っているが、それにしても数千人の中から
瞬時に見分けられるかどうか、
多分見分けられるんじゃないのかなとは思うが…自信はない。

                 -オトメシャジン-



2012年7月23日月曜日

八巻山ロックガーデン


昨日は花の名山東赤石山へ
天狗の庭ではオトメシャジンが咲き
赤石山荘から八巻山へのロックガーデンでは
シコクギボウシが一面に咲き誇っていた
一緒に登っていた女性陣から歓声があがる

毎年のようにこの時期にこの山に登るが
これほどに素晴らしく咲き誇った
ギボウシの花畑を見るのは初めてで
タイミングもドンピシャだったが
花茎が立った株数も例年になく多いように思えた

コウスユキソウやイワキンバイも
ガスの間にときおり差す陽光に映し出され
妖しい色合いを見せていた
これほどの感動を味わったのは
この山に初めて登って以来のこと



(一緒に登っていただいた飛行機1・3号さんとMさん
そして妻の友だちYさん
お世話になり、ありがとうございました。
おかめ岩うえで食べたおうどん美味しかったです。
山荘で出合った仙ちゃんお久しぶりでした)



2012年7月21日土曜日

Yの化石化



この世の生物のほとんどは
雄しべと雌しべがあって、
オスとメスがいて
次の世代に遺伝子を引き継ぐ

しかし、現代科学はオスなど不要になりつつある
特に人間社会では女性だけで
遺伝子を引き継いだ次世代の子どもを
つくることができる。
いまのところその遺伝子は男性と女性が通常のセックス
(特別なセックスがあるかどうかは知らないが)
で得た50%50%の遺伝子引き継ぎだが、
一人の人間から100%引き継ぐことになる。
近い将来、優秀な遺伝子の自由な組み合わせによるクローニング
も可能になるにちがいない、と思われる。

いわゆるデザイナーベイビー
それは核のない卵細胞に
優秀な遺伝子を組み合わせた核を埋め込むことによって
つくられるクローン人間だ

一昔前にはクローン動物や遺伝子組み換え食物
といえば非難囂々だったが
いまは、遺伝子組み換え食物などは
人類はなにもなかったかのようにして食べている。
まだ数は少ないがすでにクローン牛や豚も食されている。

クローン人間はもうすでに
この地球上のどこかで生活をしている可能性を
否定できなくなっている時代なのだそうだ

セックスレス社会が味気ないかどうかは別として、
優秀な子ども、特にYXよりはXXが病気に強く
長寿であり、ストレスに強く、コミュニケーションに優れ、
細やかな愛情に溢れているということからも
あらためて男は不要という社会がくるかもしれない。
男の持つ筋力・瞬発力・敏捷性・闘争本能などはもはや無用の長物なのだ。
優秀な遺伝子は求められてもY染色体を求める必要など無い
そうなるとYは研究用に保存されるようになるかも。
Yは恐竜並みの貴重な化石だ

常識はいつかどこかで必ず覆る

 
                    -ヨツバヒヨドリ-

2012年7月20日金曜日

ダッダッダダダ~ン!


今日は午前中に小雨がパラツキ
比較的涼しかったが
昨日までのうだるような気温に体がだらけてしまった
どうにも動く気がしない
なのでちょいと涼しいとこへ出かけた

いらっしゃいませ~
お一人さまですか?
はい、お一人様、ごあんな~い
お決まりになりましたらお呼びください

黒酢あんかけ定食ね
はい、黒酢あんかけ定食ですね。
しばらくお待ちください

お待たせしました、黒酢あんかけ定食です
ごゆっくりしてください

隣に座ってた三人の女性が

カード持ってる?
あら、持ってないわよ、このお店カードがあるの?
あるのよいくらかしらね
よく食べたわよね~、美味しかったわ

席を立った三人の女性たち
いい体格
バブルの頃、オヤジたちはビール腹を抱えて
夜の街を酔いたくれてたが
いまは完璧にオバちゃんにその体型を奪われている。

            <写真>
笹の葉に見事な虫の食痕?
ミシン目というよりは
機関銃でダダダダダッダ~ンと撃った跡のよう。
犯人はホソハマキモドキという蛾

2012年7月19日木曜日

一人言


この世の中でなにが一番分かりにくいかと
問われたら、その答えは「自分」だ
親とか兄弟とか友だちなど身近な人たちのことは
よく見えているし、仕事仲間たちも
どんな人物かとか、いま何を考えているかとか
比較的に理解できたようだ

ところが、自分のこととなるとさっぱり分からない
毎日つき合っている自分の筈なのに
理解に苦しむことがあまりにも多すぎる。
これはなんなんだろうと思ってしまうが
いまだに明快な答えが得られないでいる。

多分、それは一つの物事に
複数の考えや答えを求めていることに原因がある
立て前と本音が常につきまとっているということにも原因がある。

さらに本人にも気づいていない潜在的な意識を
持ち続けているということにも原因があるし、
常に本能と道徳観や倫理観の狭間で揺れ動いている
自分、そういうことにも原因があるようだ。

あっけらかんと素直に自分と向き合うことが
できれば問題はないと思ってはみても
いったいどれが素直な自分なのか

人前では少しはポジティブであっても
一人になるとネガティブな自分がいる

生きるということは幾つになっても
難しいものだと感じる今日この頃です。

                      -カノコソウ-

2012年7月18日水曜日

わんちゃんソックス


梅雨が明けた途端に容赦なく降りそそぐ太陽光
わんちゃんの散歩の回数が減った
アスファルトが焼けてしまっているので
日中は歩けない
早朝と日が沈んでからの二度になった。

日中のわんちゃんはどうしているかといえば
少しでも涼しいところを求めて
時間と共に日陰へと移動しながら横になる

それでも暑そうなので、葦簀をかけてやった
いまは葦簀の下で冷たい土を掘り起こして
そこへゴロンと寝そべっている

最近、屋外で飼っているわんちゃんはあまり見かけなくなった
時代は変わりつつある。
雨が降ればワンちゃん用のレインハットにレインコート
傘もあるらしい。
今日のような真夏日にはワンちゃん用の靴を履いて
日傘差して散歩する
サングラスも必携だ
家に帰ればエアコン付きのソファ-住まい

不幸な星の下に産まれたうちのわんちゃん
もうすぐ16才になる。
産まれてくる子は親を選べないというが
わんちゃんも自から飼い主を選べないよな~
可哀相に。
せめて、アスファルト歩き用に分厚いソックスを買ってやるか
うっし、負けるな!もっともっと長生きしろよ、頑張れ。

                      -ニワトコ-

2012年7月17日火曜日

記憶



人の記憶ほど曖昧なものはなく
頼りないものはない
それはしっかりとした意識付けをしておかないと
いつのまにか塗り替えられるからだ
記憶の持ち主の知らぬうちに…
ある意味これは相当に怖いことだ

記憶を長期に残しておくには
記憶する出来事や言葉や数字などに
意味づけをする方法がある
学生の頃、歴史の出来事と年代を
覚えるのに、数字の語呂読みから意味付け
をしていた
この方法でありとあらゆる出来事や
文字に意味を付与して覚えていくと
案外に記憶してしまう。
これは単に暗記だけでなく
物事や出来事に意味づけをすることによって
本質を見抜く力をつけることにもなる。

ところがこれが適当でいい加減だと
脳みそは極めて利己的な処置をしてしまい
後にも都合のいいように塗り替えていく。
本人が知らぬところで…。

中2自殺事件が起きて
大きなニュースになっているが
教師たちや教育委員会は子どもたちから
アンケートを取った
イジメと思われる事案が次々と子どもたちから
報告されている
しかし、それでもイジメとは解釈しなかった。
いや、しようとはしなかった。
脳みそが自分の都合のいいようにそう解釈したのだ。

一方虐めたと思われる生徒たちは
イジメではなく遊びだったと云っている
報告されたあの数々の事例が本当に遊びだと
思ってたとしたら、そちらのほうが怖いくらいだが、
都合のいいように塗り替える脳みそ
のいい例だろう。

これは実は普通の人間のなせる技で、決して異常ではない。
わたしもあなたもみんながみんなそうなのだと思っておいたほうがいい。

                    -うつぼぐさ-

2012年7月16日月曜日

寒風山


容赦なく照りつける真夏の太陽に
いち早く体を慣らそうと寒風山に出かけた

瀬戸内側は青空が覗き
夏の力強い雲がゆっくりと茸のように
湧き起こっていたが
山はガスと強風とときおりの小雨

イブキトラノオ、イワキンバイ、カノコソウ
シシウド、モリイバラ、タカネオトギリソウ、クガイソウ
シモツケ、ミヤマカラマツ、ホソバシュロソウ
キヌタソウ、サワオトギリ、ナガサキオトギリ
タンナサワフタギ、ウスノキの実、ニワトコの実
バイカウツギ、コメツツジ、アカモノの実
目的のシコクギボウシはまだだったが
実に多彩な山

オオヤマレンゲがまだ咲いていた。

2012年7月15日日曜日

自転車ツーリング



久しぶりに晴れ間が覗く
帆船・日本丸が詫間港に接岸され
公開されている

観音寺は昨日から銭形祭り
今日は有明浜で
はまぐり採りが開催されるらしい
ツーリングじいさん
これに参加するため
今日のツーリングは早じまいすることにして
帆船を仲間と見に行くことにした

みんな高齢なので
長袖を着用し麦茶などを飲み飲み
途中木陰で休みながら熱中症対策にぬかりがない

港では船員さんたちが出迎えてくれ
甲板を見学させていただいた
男性ばかりと思ってたが女性の
船員さんが甲板を椰子の実で磨くところを
実演して、親子連れの家族を喜ばせていた

昔は船には女性は乗れなかったものだが
時代は変わりつつある。

もっと、どんどん変われ
意味のない差別化した偏見は無用の長物だ。

                 -ユウスゲ-

2012年7月14日土曜日

飯野山の猫たち


ジニ係数


1936年、イタリアの数理統計学者コッラド・ジニ博士
が所得格差や不平等の指標として考案、世界で広く用いられている

ジニ係数は0から1の数字になるが
この値が0だと格差のない平等な状態
1に近づくほど格差のある不平等な状態になっていく

計算の仕方は…
それぞれの収入の平均値
それぞれの収入差の平均値=平均差
平均差/平均値の2倍=ジニ係数

ジニ係数が0.3を超えると、健康への悪影響が顕著になるといわれている
社会格差が広がれば人は早く死ぬ危険が高まるともいわれている
不思議なことに、これは低所得者層に限られるのかと思ったが
実はそうではなく高所得者層にもストレスがかかる
いわゆるその国の歪みから起きる社会的ストレスというやつだ。

因みに日本は0.314


<写真> 
雨雨雨、降り続く雨
久しぶりに飯野山に登ってみた
出迎えてくれたのは猫たちでした

2012年7月13日金曜日

擬似好天


今朝、ある番組で擬似好天(擬似晴天)について
放送されていた。

過去、九州からの登山者6人が白馬岳にて低体温症で
死亡するという遭難事件が発生したが
この時の山の天気が丁度この擬似好天という
状態だったらしい。

5月4日、AM5:00曇り空だったが
9時過ぎには一気に青空が広がった
山頂近くにある山小屋を目指す。
ところが11時過ぎ一転して暴風雨に変わる。
そのまま山頂小屋を目指すが途中で
低体温症に陥り、そのまま動けなくなって、死亡。
一方、これを擬似好天と見抜いたスキーヤーは
急いで下山したため事なきを得た。

ウィキペディアには擬似好天について次のように書かれている。

 「冬の日本海側に見られる現象で、大陸から流れてくる低気圧が、日本海上で気流の乱れを起こし、二つ以上の低気圧が同時に発生、上陸する現象である。これにより一時的に日本海側で好天が見られるが、長くは続かずすぐに荒れた天気となる。擬似好天を継続的な好天と間違え、登山を決行したために起こった遭難もいくつか報告されている。」


低気圧と低気圧の比較的緩やかな等圧線の間では
一時的に青空が広がるときがあるようだ。
擬似好天による山岳遭難は冬に限られたことではないようで
注意を要する
また、山での雷雨が想定される場合も登らないほうが
賢明のようだ。

2012年7月12日木曜日

カケスの不思議


人間以外の動物たちは
未来を予測することはない
そのときだけの記憶だけで生きている

例えばチンパンジー
瞬時に記憶する能力は
人間より優れている
1~9までの数字を
ランダムに表示し1秒後には
すべてを伏せてしまう
人はこれを記憶しておくことは到底ムリだが
チンパンジーは見事に
記憶してしまう
しかし、人間は未来を予測することができるが
チンパンジーはまったくできない

驚くべき鳥がいる、ギーギーと汚い声でなくカケス
カケスは将来のために餌を隠す
この類の行為はリスやモズもする
ところがリスやモズは隠し場所を覚えてはいない
餌が少なくなった冬場に
あてずっぽうで探してみて
偶然に見つけることが得意なだけだ

カケスは隠し場所を逐一覚えている
それも隠した餌が腐る順番まで記憶していて
ちゃんと順番どおりに探し当てることが出来る

この点では
人間はカケスに負けているかもしれない。

2012年7月11日水曜日

見かけは身を救うことも


人は悲しいことに見かけで判断する悪い癖がある
この人は性格がいい
信頼できる
温和で知的だ

どこで判断しているのだろうか
すべては外見で判断している

これは例えが悪いかも判らないが
あの人は結婚したら浮気をしそうだ
きっと、奥さんになると悩みの種になり
それが原因で離婚するにちがいない

ところが実際には浮気をする人は
見た目では判断できないから困る

それは内因が問題とするところが大きく
自己愛が少ない人ほど
それを埋めようと浮気に走りやすいようだ。
また、次のようなことも分かっている

他人の子どもも含めて子どもが大好きで
家事もこなす男性は浮気をしにくい
逆に、家庭はあまりかまわない
育児にも関心が薄い男性は
浮気性が多い。

日本でも裁判員制度が始まって3年になるが
陪審員制度のアメリカではこんな結果も出ているようだ

           

                         美人の場合     不美人の場合
   実験1 交通事故の         陪審員から同情   陪審員から非難
        加害者に対する裁判   賠償金5500ドル   賠償金1万ドル
        
   

   実験2 女性の強盗犯に      懲役2.8年(平均) 懲役5.2年(平均)
          対する裁判       の判決         の判決

これがハンサムな男性だと
          やはり似たような結果になるようだ          
人はいかに第3者の立場で公平・中立的な立場で
と自分では思っていても、
実は当初から偏見に充ち満ちていることがよくわかる。
そういう見方しか出来ないのが人間の性だ。

やはり、うつむいてブスッとしていたのでは助かるものも
助からないのが世の常のようです。
外観をぴしっと決めよう
そしてにこにこしていよう
これをニヤけてるという人がいるかもしれないが
先ずは好感を持たれること請け合い。

  

              
                                

                               参考資料-脳は平気で嘘をつく-
                                          植木理恵
   


       




2012年7月10日火曜日

人の性格


人は二つのタイプに区別することが出来る

近くで火事が起きると用事を放り出して
現場に走る人
池に車が落ち込み乗ってる人が
亡くなると、いても立ってもおられずに
その池に出かける人

目の前を猛烈なスピードで
パトカーがサイレン鳴らしながら
違反車を追いかけていても
目をちらっとくれてやるだけで
あとは無関心を決め込む人
ディズニーランドでミッキーマウスや
ドナルドダックが近づいてきても
素通りしてしまう人

これらを遺伝子行動というが
好奇心旺盛でなんにでも興味を
示すタイプと
危険なことや異状なことには近づかず
出来る限り避けるタイプとがある

後者はアフリカから比較的近い国で生活する
民族に多くて
オ-ストラリアやアメリカ大陸など
アフリカから遠い国の民族は
前者のタイプが多いそうだ。

これは人類の移動と深い関係があると考えられている。


2012年7月9日月曜日

笑顔


人類は延々と戦争をしてきた。
しかし、それはホモ・サピエンスとして
当初から戦争をしていたわけではないらしい。
それまでの狩猟生活から定住生活に
移行した後になる。
あきらかに縄張り(生活圏)を部族として守りたいがための
戦争のようだ。

やがてそれは部族から民族へそして国家間へと
次第に大きくなる。
戦争はある時期から世界各地で頻発するようになった
ある時期とは人類がアフリカから
インドを経てオーストラリアやユーラシアへの
新しい地へ広がり、やがてアメリカ大陸へ
そこから先はもう新地はない、その時期から
人口の爆発的増加に伴い衝突も又増え続けた

面白い事実がある
対立した軍隊と民衆が衝突寸前の避けようもない事態に陥った
ところがある作戦を実行したところ
衝突は避けられ融和した
銃を向け、いまにも発砲しかねない
対立した兵士たちと武装集団化した民衆は
お互いに握手を交わし、抱き合った。

その作戦とは「笑顔」だった。

ものも言わず仏頂面をしていたのでは
理解は得られず、和やかな空気は生まれないことがよく分かる。

2012年7月8日日曜日

キリギリスと夏休み


キリギリギリ-

スイ-ッ…チョン

草むらから聞こえてくる
子どもの頃この鳴き声が聞えてくると
なんとなくうれしくなったものだ
夏休みになると
駕籠と網を振り回して捕まえ
キューリやナスビを餌にして飼った。

それに飽きると
海に出かけ朝から夕方まで泳いだ
岩崖から飛び込み、素潜りで魚を追いかけ貝を捕る
浜辺では日焼け自慢のくろんぼ大会が
開催されたが
優勝すること間違いなし
それもダントツで

宿題もせずに来る日も来る日もよく遊んだ
おかげで健康ではあったが
夏休みの宿題は白紙

ある日母親にあきれ顔で言われた
この子先々どうするかね~困ったね。
その一言が子供心にも相当に堪えたことを思い出す

キリギリスは…そんな虫だ


2012年7月5日木曜日

セミ初鳴き


骨粗鬆症、男女を問わず
一定程度の高齢になると
男性も女性もホルモンが減少し
骨の密度が下がることが分かっている。

対策は乳製品をとってカルシウムを増やしたり
運動をすることで骨に力を加えると
骨芽細胞が活発になり
骨が丈夫になる。

ところがこの骨、
わずか2~3年で全身の骨が
入れ替わるというのですから驚きです。

ということは骨だけでなく私たちの体全身が
ある年数で入れ替わっているということなのかな。
それは脳細胞も?

もう昔のわたしではないといっても
差し支えないのかもね。


今日は裏山からセミの
初鳴きが聞こえてきました。
ニイニイゼミのようです。

2012年7月4日水曜日

記憶を消すというしくみ



宇宙の煩雑さに比べれば
この我々の世界などミミズの
脳みそのようなものだ

-ハートフィールド-


重要でないことは忘れ去る
これを容易にしているのは
記憶を消し去る遺伝子があるからで
もしこの遺伝子がなかったら
たちまちに記憶容量は満杯になる
その後はなにも覚えられなくなり
そのためにあらゆる生物はたぶん生きていけなくなる
人も同じで、ある日を境にまったく記憶が出来なくなることは
人間でなくなることを意味する。

もし、記憶をよくしたいなら、
この忘却の遺伝子を壊せばいい
その日から圧倒的な記憶力の持ち主に
なるだろう、しかし、覚えなくていいものも
忘れたいことも、すべてが記憶に残り
ある日、脳みそは満杯、
膨れ上がってパーンだ。

2012年7月3日火曜日

モーツアルト


ある小説でモーツアルトについて
次のように表現していた。

「たとえようもないくらい美しい妙なる調べ、
そして同時にどうしようもなくはかない世界を
暗示する不可思議な調べ」

「モーツアルトはわずかに30才そこそこの青年
こんなにも烈しく、哀しみと喜びの二つの共存を
言葉を使わずに人々に伝えている」

あらためてモーツアルトをCDショップで借りてきて
(安い、CD7枚75曲で280円だった)
3日かけてじっくりと聴いてみた。

う~ん、そう思って聴くと、そうかな~と…
やはり天才なのかな~と…
聴けば聴くほど、音楽のセンスが皆目ないのを悟るばかりなり。

それより、CD盤が古くて、最後の一曲のところで途中で跳ぶんだよな
折角気分よく聞いてたのに、280円ではこんなもんかな


2012年7月2日月曜日

ウソか本当か…



煙草を止めようと思った人は多い
しかし、いざ実行しても三日坊主
なかなか止められない。

酒を止めようと思った人も結構いる
しかし、これは煙草どころではない
煙草は禁断症状はでないが
酒はいざ止めようとすると
禁断症状が出る。

しかし、ご安心を、両者とも止める方法がある
それは意外と簡単
煙草を止めようと思えばまず巻紙を作って
吸いたくなったら灰皿を準備して、それに火を着けて吸うか
もしくは火を着けないで吸う真似をすればいい
もっとてき面な方法は巻紙に嫌いな味をしみ込ませればいい
例えば唐辛子とか胡椒とか
ただし、肺の中に吸い込んではいけない
舌に乗せるように吸えばいい

酒を止めようと思えば水かただの炭酸水などを
酒を飲むようにとっくりや杯を用意し
あるいは氷やコップを用意し
それで飲むといい

人の脳の働きは不思議なもので
上のことを繰り返して行うと、しまいには落胆して
飲む気がしなくなるという。

試したことはないので分からないが、
脳の仕組みからすればそういうことらしい。

2012年7月1日日曜日

ムシムシ~


60才を過ぎたジジイがいまさらのように離婚すれば
どうなるか?
統計では70%のジジイは2~3年であの世に
召されるらしい。

では40才代で離婚したむさ男はどうなるか
奥さんがいる男性と比べて10年ほど寿命短し

女はどうなのか?
愛しい亭主が死ぬと1年ほど悲しむが
やがて復活祭
亭主がいた頃より元気になる

えいっ!どうしてこうなるの?くそくらえだ


「昼の光に夜の闇がわかるものか」
この言葉ニーチェだというが
実は村上春樹