2019年6月30日日曜日

雨後の川



速し瀬に 抜き手指し手で 蛇泳ぐ

橋の上から雨後の川面を眺めていたら
一匹の青大将が川下から
うねうねと体をくねらせながら
流れに逆らって泳いでいる

手や足などあるはずもないのだが
不思議なことに泳ぎは速い
体をくねらせるだけでは前進しない
たぶん、お腹側のうろこが水をかき
なおかつ沈まないようになってるんでしょうね

この時期には餌となるカエルも多いので
蛇も活発に動いてるようです


2019年6月29日土曜日

ハルジョオン


梅雨晴れ間 裏の畑で 鋏持ち

まだ明けやらぬ外では雨降る音がする
今日も一日雨かと覚悟していたら
5時過ぎて薄く青空が覗き晴れてきた

あれま、急いでカメラを持って散歩に
鉄橋で1番の上り電車が走り
次いで下りアンパンマン列車が走り抜け
そのうち上り2番の一両電車が走って行った

鉄橋をくぐって道上に出たら左手に畑が見えて
籠と鋏を持ったじいさんが茄子とか胡瓜とかを採っている
朝どれ野菜は味がしまっておいしい
これから調理して食卓に並べるんだろうな
茄子なんかはおみおつけに入れたらおいしいだろうな
浅漬けもいいなー
想像しただけでよだれが出てきて
帰る足取りが速くなった


2019年6月28日金曜日

梅雨晴れ間



梅雨最中 台風去りて 虫の鳴く

台風3号が日本の南沿岸をかすめて去って行った
明けた今日、ほんのひとときだったが早朝に太陽が顔を出し
紫陽花を照らしてくれた

草むらのキリギリスが一斉に鳴き
道端にはオシロイバナが咲く
台風も含めて
どれも秋の季語のようで、詠むに詠めない辛さかなだ
 
 

2019年6月27日木曜日

朝の散歩



梅雨入り しぶき跳ね上げ 散歩道

四国は昨日入梅したが、今日は朝から激しい雨で
バケツでひっくりまいたように降っている
傘を差していつもの土手を歩いてると
川の中ではカルガモが雨など気にする風もなく
のんびり羽繕いをしていた
昨日の天気予報では今後ずっと雨で
7月5日には晴れ間が出るとのことだったが
今日あらためて10日間予報を覗くと
5日も雨に変わり、6日も雨だ

うーむ、鴨たちにも羽を乾かすことのできる
広い軒下を提供してあげたいものです

2019年6月26日水曜日

寒風山

 
鳥の声 押され押されて 頂に

やっと四国にも梅雨がやってきた
台風を引き連れて
こんなおまけグリコにもなかったぞな
早くも台風シーズン入りか
年々台風が大型化して荒れ模様なので
戦々恐々だ


アザミ

 

森林香 微風吹いて 煙揺れ

この山に咲くオオヤマレンゲが気になって
寒風山を歩いてみた
この季節になるとブヨが飛び
咬まれると10日ほどは赤く腫れ痒みが止まらない
登山口からブヨが嫌う森林香を点ければいいものを
咬まれてから点ける鈍感さ
ザックの後ろに線香を入れる器具をぶら下げて歩く
歩いてるとときどき煙が前へ回ってきて
線香の匂いが登山道に漂う
この匂い好きなんですよね
点けてからは咬まれることはなくなった



2019年6月24日月曜日

金見山



峠道 青芒わけ 頂へ



阿讃山脈の西の端に金見山がある
とはいえ、ここは徳島・香川の県境ではなくて、愛媛と香川の県境なので
予讃というべきかどうか、そんな位置にある
標高わずかに596mで、この時季になると登るには暑い
暑いが少しでも歩いて置かねば足が鈍って山には登れなくなるし
何よりも怖いのは熱中症
訓練は年齢に関係なく欠かせないのだ
今日も訓練明日も訓練
がんばろー、えいえいおーだ!
というわけで、水筒に氷を入れたお茶をリュックに入れて
汗をかきかき金見山へ登った