2012年9月30日日曜日

台風後の夕陽


見たい、撮っておきたい、残しておきたい
そんな番組がある
そんなとき必死になって時間を作り
番組を見る
ところが録画し簡単に保存できたりするようになると
いつでも見られるという気があるのか
撮ってもそれほどには見ない
見るには見ても感動が少ないような気がする
 
ビデオと人生を一緒くたにすることは
間違いかもしれないが
人生がもしも一度きりでなくていつでもどこでも
何度も再生できるとしたら、
それほどの感動は得られないのかもしれない
ゲームと同じく、失敗の都度リセットだ
一度きりだからこそドラマチックなんだろう
 
 
台風が去って、青空が覗き
夕陽が見られた
明日は少し雲が残るかもしれないが
秋らしい青空が広がりそうだ


2012年9月29日土曜日

愚直



天は人の上に人を作らず
人の下に人を作らずと言えり
 
ということは…
 
要するにそういう言葉があるが、
.現実には平等なんてことはないということ
 
富める者がいれば貧しい者がいる
賢い者もいれば愚かな者もいる
富めるものは貧しいものを虐げ
賢いものは愚かなものを見下す
 
この社会は生まれながらにして
すでに平等ではなく
国はおかしくもそれを認め法律で定むるなり
多くの国民は黙認し
それらを自由で素晴らしいと言っては褒め称える
政治家はあの手この手で口汚く国民を騙しに騙す
 
歴史は繰り返すばかり
同じ過ちいつまでも続けるは愚なり


2012年9月28日金曜日

夜の路ひんやり


明後日は仲秋の名月
台風が近づいている
明日午後から雨で見られそうにない
 
夜の散歩に出かけてきた
まん丸ではなかったが綺麗だ
 
秋の真ん中、空気は冷え
歩く道もシンとしていた


2012年9月27日木曜日

青空


人間てなんですか?
弱くて愚かで、屈折していて、ずるい。
でもおかしくて、たくましい。
そして、一回きりの人生を生きる、切ない存在です。
 
-ありむら潜-
 
どこまでも青くて清々しい空
遠くへ出かけたくなります。


2012年9月25日火曜日

コスモス


人間はいかに努力しても
100%完全な人間にはなり得ない。
それが存在するとすれば
それは神である。
完全無欠な人間になるための
努力はしないといけないが、
その結果が100%達成できなかったといって
悲観してはいけない。
それが真の人間というものだから…。
 
-斉藤茂太-
 
凡人は100%どころかあえて数字を求めない
ほんのちょっぴし努力のみを求める、それでいい。
秋だ、川の土手にコスモスが咲いた。

2012年9月24日月曜日

雷鳥



鹿島槍で雷鳥に出合った。
生息地の高山に初めて登って
いきなり出合えるとは思ってもみなかった
この日の山は午後からガスが出た
話には聞いていたが、こんな日に
雷鳥は姿を現すらしい
 
ガスが山全体をすっぽり包むと
天敵から姿を見られることなく
安全なために出てくるという話だったが
本当のことは解らないらしい
 
もう一つの説では
高い気温に弱いため
暑さを嫌って晴れた日は岩場などの蔭や
巣穴に身を潜めているとのこと
 
もしも今後、地球温暖化の影響で
気温が3~4度ほど上昇すれば
雷鳥は絶滅するともいわれている。

2012年9月19日水曜日

自然の豊かさとは…


山を歩いていて杉や桧の植林帯に入ると
不安になるときがある。
そこには昆虫もいなければ動物もいない
大抵はシーンとしている
 
希にシカが走り、小鳥も鳴くが
それは自然林の地と比べて圧倒的に少ない
周りには巣もなければ糞もない
放置されて荒れた杉などの森林では
陽が入らず死んだような無残な姿を曝している
 
ブナなどの広葉樹林では
落ち葉などに菌が繁殖し腐葉する
それに虫がつき、カジカなどの餌となる
 
しかし、ブナなどが伐採されると
カジカやサワガニたちが去り
それを餌とする小動物たちも去る
 
山の栄養豊富な水を運んでいた川も
そこに棲む生物の数と多様性を失いつつ
川の水が流れ込む海でもその影響は大きい。
 
人は山を変え、川や海をコンクリートで固めた
それは災害から身を守り、
あるいはエネルギーを求め、
生活を豊かにするために
それらがいつか仇と為って跳ね返ってこないように
ただただ祈るばかり
 
いまからでも遅くはないような気がするが…。


2012年9月18日火曜日

モグラの遠征


突然の朝、庭土のあちこちがモコモコ
ミミズ腫れのように盛り上がって
隅から隅へとトンネルのように続いている。
ところどころで穴が空いていた。
 
植えていた花がどれもこれも
もっこりとひっくり返っている。
モグラの仕業だ。
道を挟んだお隣の草ボ-ボ-の畑から
夜の間にこっそりと遠征してきたに違いない。
畑も耕さないでいると餌となるミミズもいなくなってしまうようで
モグラにとっては死活問題に違いない。
 
仕方ないな~、そのうちミミズを食べ尽くしたら
いなくなるだろうから、まっ、いいか~。
 
あちこちに空いた穴はゲーム機モグラ叩きの
あの穴そっくりだった。
穴から覗いたモグラの頭を一度ポコンと
叩いてみたいものだ。

2012年9月17日月曜日


九州の西、東シナ海を駆け抜けていった台風16号
四国ではたくさんの雨が降ったが
香川は降ったり止んだり
ときには晴れて蒸し暑くなったり
猫の目のようにめまぐるしい天気
買いものを済ませて帰宅していたところ
綺麗な虹が川の上に架かっていた。
 
 
 
洗濯物が 一日濡れて 風に吹かれて くしゃみをひとつ
雲が流れて 光が差して 見上げてみれば
ららら 虹が虹が 空に架かって 君の君の 気分も晴れて
きっと明日は いい天気 きっと明日は いい天気
              (二番のみ抜粋)

2012年9月16日日曜日

自転車


恒例の自転車ツーリング
今日は野口ダムへ
東山峠を越えてそのまま徳島・東みよし町へ
と行きたかったのですが
みんな、ダムまでで暑さにバテました
帰り道、もう少し涼しくなって是非峠越えをしようと
息巻いたのですが、さて、どうなりますことやら。
 
いつものようにレストランに寄って
ビール&ふわとろオムライス
 
酔ってのダベリングは
持病とお医者さんの悪口
 
わしゃ、センセーに言うたんや、「こないようけ薬出してもらわんでもええ
もうちょっと少のうしてくれんか」
ところがセンセーは「薬は飲んでなんぼや飲まんといかん」と
ぬかしおった。
「そないことゆうてもセンセー、この薬すとっつも効かへんがい
いらんきん、少のうしてくれや」
 
ほいでの、薬もらいに受付に行ったら、ようけこと出してきよったが、
「なんでや、薬要らんてセンセーにゆうたんやから、少のうしてくれや」
「先生はそんなこと言ってませんし、わたし聞いてません」
 
腹立つやろ、医者は薬をださんと儲けが少ないから
ああやってわざとに出しまくるのや、ほんまに。
薬が家であちこちわさわさあふれとるわい。
 
とまあこんな取り留めもない話ばかり、お医者さん、済みませんね~。
年寄りの話なもんで許してチョンマゲ。

2012年9月15日土曜日

イノシシ



イノシシはベッドを作ってそこで寝る
ベッドはササやカヤ、シダなどを刈り取って作る
鼻や牙で上手に土の上にサークル状に
広げて作るが、その前に土は平らにならし
ゴミが落ちていれば掃き清める。
 
彼らはベッドだけではない
普段歩く道(獣道)があるが
そこも掃き清めゴミは片付ける
チリ一つ落ちていないのだ
そういえばイノシシが家畜化された豚も
同じく清潔好きだという
 
人間のようにベッドは一つではない
一日何十キロと移動するが
行動範囲は相当に広く
ベッドの数も15~20は作っているそうだ
何事も生きていく知恵がそうさせているのだろう
 
イノシシは雑食性だ
ヘビ、ミミズ、モグラ、サツマイモ、タケノコ、タマネギ
ナラ、トチ、ドングリなどなどなど
なんだって食べる
比例して繁殖も旺盛だ
 
それに勝る生きものは…いまのところ人間だけで
その旺盛さには猟師も驚く
一番怖い動物は人間だと。
人間に比べりゃ、山に棲む動物はほん可愛いもんじゃと。

2012年9月14日金曜日

死ぬ最後まで○○でいたい


毎日、面白く観ている梅ちゃん先生
いよいよ今月で放送が終了する
 
父の下村建造はときどき名言を吐く
子どもたちに付けた名
松子、竹夫、梅子
「歳寒三友」から名付けたという話は驚きだった。
 
今日もいい話が出た。
「死ぬ最後まで医者でいたい」

 
自分の仕事になかなか誇りを持てないまま人生を終えるのが普通
適当な時期に隠居してあとは余生を楽しみたいと思うものだが。
医者という仕事柄がそう言わしめているのか
それとも建造という特別な人物が抱く信念だったのか。
 
残念ながら普通のどこにでもいるサラリーマンだった
わたしにはそんな気持ちを持つことはさらさらなかった。
 
羨ましいかぎりだが、死ぬ最後までという言葉
とても大切なことだなという気持ちに少しはなったかな。

2012年9月13日木曜日

しかかもしか(すると)


先日、山のなかでカモシカの鳴き声を聞いた
ベ~~~
他にもピッとかいろいろ鳴き声をあげるらしいが
主にはべ~~~だ
 
シカ科とは違ってウシ科だ
シカは逃げるとき一旦上へ逃げる振りして下へ逃げる
カモシカは必ず上へ逃げる
そして遠くの崖の上で下を見おろしながらべ~~~をする
 
シカの糞もカモシカの糞も同じ大きさ同じ形で
見分けがつかない
しかし、多くのシカはパラパラと歩きながら辺りにばらまく
カモシカはジッと佇んだまま動かずにする
なのでちらからないで纏まる、ややもすると盛り上がる
 
カモシカは肉は美味しく、毛皮は暖かく
雪の上で毛を雪面にして、逆毛に滑らせるとまったく滑らない
 
もう一度ベ~~~を聞きたいものです

2012年9月12日水曜日

たぬき寝入り



たぬきは追い詰められると
体を地面に投げ捨てるようにして
ゴロンと寝転がる
 
敵がいなくなり、しばらくするともぞもぞっと
起き上がり、何食わぬ顔で逃げていく
学説ではわざとではなくて
あまりにも驚いて失神している
といわれていたが
実は最近の研究では
やはりわざとだとか、
ひっくりかえっている間にも
脳は活発に活動している
たぬきはやはりたぬきでした
 
ところでたぬきってお腹を叩いてポンポコと
音を立てるって本当?
これも本当らしい
お腹ではないが餌をとるために
地面をトントンと叩いて掘るので
見方によってはお腹を叩いている風に見えたとか
ウソのようなホントウのような…

2012年9月11日火曜日

里山の風景

 
あかん、なにをやってもあかん
今日は考えんとこ、早よ寝て
明日元気になって、そんときにまた考えよ。
あしたはまたあしたの太陽がピカピカと昇ってくるんや。
 
ところでむささびって面白い動物や
杉の木などに小さな祠を掘って巣をつくるんやけど
巣穴には柔らかい杉の枝や葉で
ベッドを敷いて、
お天気のいい日にそれを外へ出して
干すらしい
ふかふかで気持ちえいやろな~。
 
 
-田圃から遠くに見る天霧山と善通寺五岳山-

2012年9月10日月曜日

山は秋


雲辺寺山の頂は朝から濃いガスが掛かっている
時をおいて白い霧がベールのように山全体を包んだ
しばらくして、突然の雷雨
午後からの気温は28度だったが
湿度が高いのか今日も蒸し暑い
 
 
話は飛ぶが鹿島槍辺りの山荘では
最低気温4度を記録した
山はすっかり秋の気配
 紅葉は秋分の日頃から始まって
10月の初頭に主稜線では絶頂だとか…。


2012年9月8日土曜日

にげろ~


最近の夏のお天気は不安定
ひとときゲリラ豪雨という言葉がはやったことがある
今年の夏はその心配はなかったが
気候は昔とはあきらかに違ってきてるなと感じる。
 
河川に掲げられた看板
気候の変化とは無関係だが、もう二言「地震」と「津波」をも
付け加えないといけなくなっているようです。
瀬戸内も大きな津波が起きると想定されているが
大きな地震によるダムの決壊も考えられないことはない


2012年9月7日金曜日

鵜と鷺


あ~、かいかいかいかい~
 
川鵜が堰で、しきりと足で首を掻く
それをじっと見つめる鷺たち
 
あんた、なにやっとん?
魚、こないね~
そんなにごぞごぞ動いてちゃ、逃げてしまうがな
すまんすまん、あんまり痒くてね~
ほら、逃げてしまったがな
わっ!逃がした魚は大きいっていうけど、ほんまや
そんなこと言うとる場合かいな、お腹空いたわ~

2012年9月6日木曜日

港の風景


カモメが車の後方で釣り人が
魚を釣り上げてくれるのを
ジーッと待ってます。
 
炎天下、少しでも暑いところを避けて
水の溜まった場所で…
 
たぶん釣り人は優しい方たちなんでしょうね
カモメも心得ているようでした。
 


2012年9月5日水曜日

束の間の雨宿り


山で突然の雷雨。
雷は遠くで鳴っている間はまだ安心だが
だんだんと近づいてきて
ビカッと光って、辺りが明るくなりだすと
恐怖感が湧く
 

ビカッ!ド-ン!
ウヒョヒョヒョ~~~
大木が目の前にあったりすると、もう近寄れない
できるだけ避けて避けて歩く
 
やっとこさ麓まで降りてきたけど
大粒の雨が叩きつけるように降り
林の外に出られない
 
しばらく目の前の高速道橋脚を眺めながら
雨宿り…だけどいつまでも止まない。
 
ええい、仕方ないどうせずぶ濡れだし、行け~。

2012年9月2日日曜日

ツーリング後のうんだら話


自転車仲間とレストランで
ふわとろオムライスを食べながら世間話
 
「家の前で近くの飲み屋から出てきて
車を運転したヤツが即捕まったが、
警察は待ち構えてたみたいやな」
「へ~、それって通報でもあったんやろか、
それとも警察は以前から目をつけてたのかな?」
「それにしても飲んで乗る人いまだにおるんやな」
「飲酒運転て罰金すごいんやろ」
「50万や、50万。同乗者は30万やで」
「ギョエ-!そなに高いんかいな、それやのに飲酒運転して
、あとで後悔しとるやろな~」
「酒酔い運転は免許取り消しやがな、酒気帯び運転も
免許停止やで、絶対に飲んで運転しとれんぞ」
「本人は自分は捕まらんと思て、運転しよるんやろな」
 
「昨日テレビで言うとったぜ、
災難とか事故とかは、結構確率高いのに
まさか自分には無関係やろと。
みんなそう思っとるらしい。
ところが宝くじの場合は
災難とか事故より確率がうんと低いのに
自分は当たるかもしれんとか、
今度は当たるやろと思って買うらしい。
人間てほんま得手勝手な都合のいい生きものよ」
 
くわばらくわばら、人ごとではないわいな
 
-港から眺める稲積山-