2014年1月18日土曜日

生肝生血文化

 
 
まだ十分に若い頃
知り合いの散髪屋さんが
家の軒下にまむし(毒蛇)の生身を干して乾燥させていた
何に使うのか訊ねたところ
これを粉にして、水に溶いたものを
傷口に塗ると、ピタリと血が止まり治るとのこと
彼は、散髪の時にハサミを使っていて
ときどき誤って指を切ってしまうのだそうだ
 
それだけではない
このあとおとろしい話をしてくれた
生け捕りにしたまむしの皮を剥いで
身を開いた後、まだトクトクと動いている心臓を取り出し
これをそのまま食べるのだそうだ
そうするとえらいこと精力がついて
健康になるとのこと
 
食べたことはないので嘘か本当かは分からないが
たぶん、その気になっているだけのことではないかと想像している
まむしの心臓はすぐには動くのを止めない
いつまでも動いていることから
精力の元のように思っていたのだろう
 
これによく似た風習が他にもある
例えば熊の場合も、昔は殺害した後
内臓を取り出し、なまのまま食う
熊は森の最強の動物、それを食べることによって
そのパワ-を貰おうという考えからの儀式だったようだ
 
その他、カモシカの肝臓などなど
いまでもすっぽんの生き血などは
カクテルにして飲んでいる人がいるというから驚きだ
 
※文章と写真は無関係

0 件のコメント:

コメントを投稿