2014年1月17日金曜日

皮膚と鉄物が張り付いたときは…

 
 
凍りつくほど寒い季節に
外で鍬などを持って畑作業を続けていると腰が疲れる
「一休み」などと呟きながら
「やれやれ、どっこいしょ」座り込んで鍬を手元に置いて
持ってきていたポットから熱いお茶をコップに注ぎこみ
それを飲む
「あちゃちゃちゃ~」お茶をこぼして熱いお湯が手に掛かって
思わず振り払って、指を冷やすために
咄嗟に鍬の先の刃を握る
ところが、この日は手水の水が分厚く凍りつくほど寒い日
手に着いたお湯がたちまち凍りつき
刃に張り付いてしまった
 
そんなときにはポットのお湯を張り付いた
指の皮膚に掛ければ何事もなくすぐに離れるのですが
慌てて、引きはがすと皮膚が破けて、
鍬の刃に残り、血が噴き出すハメになる
もしも、このときお湯がポットに残ってないときにはどうするか
直ぐに離すにはションベンを振りかければいい
手の指くらいだと振りかけても、まあ、たいしたことない
 
ある日、小刀で小さな木っ端を切っているときに
作業しやすいように小刀を口にくわえてしまったのです
唇は吐く息などで少し濡れている
たちまちに凍りついてピシッと張り付いてしまった
 
それを見た同僚がやったのです
効果てきめん、唇の皮は破れず、血を見ることは
ありませんでしたが
感謝の言葉はなく、気まずい時間が流れた
 
唇を小刀に吸い取られた本人は
この野郎、どさくさに紛れてわざとやったんじゃないか
と思いながらも、一方で助けて貰ったという複雑な思いを抱いている
 
小便をかけた同僚は「助けてやらねば」と思いながらも
オ-ッ、これはこれは絶好のチャンス、これを逃す手はない
と思ってたに違いないのです
 
ここで感謝して「ありがとう」などと言ったら
相手の思う壺、にんまりされて、してやったり顔を
されるだけですわ
 
しかし、あの生温かい臭い小便を顔に口にとは、
目に入るわ、鼻の穴にも入るわで情けないわな~

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