2014年1月14日火曜日

昔の風習

 
 
嫁盗み
 
といっても人の嫁はんに横恋慕して
寝盗ってしまうというとんでもない話ではなくて
そろそろ嫁が欲しくなったなと思ったら
村の若者と共謀し
隣村辺りにこっそり出かけて、若い女性を
かっさらってきて
強引に女房にしてしまうのです
 
嫁に貰うための結納金や祝言の贈答品も用意できない
貧乏人はたくさんいたが
こうでもしないことには嫁が貰えない村の若者の
苦肉の策です
しかし、女性の家もたいがいは貧乏人で
支度金や嫁入り道具も用意できないので
どうぞさらってやってくださいという暗黙の了解があったらしい
なかには承服しない親もいるが
強引に嫁にしてしまうと
承服しないわけにはいかなくなるようでした
 
希に盗む嫁を間違えてしまう場合もあったようですが
そのまま事を済ませてしまう場合もあったとか
 
さらわれた女性は
恋愛感情などどこにも存在しないので泣くのですが
2~3日も経てば観念してしまう
そうやって、たいがいは仲の良い夫婦になって
やがて子どもを産んで生涯を添えるようです
 
現代ではこんなことをしたら大きな事件になってしまって
誘拐、監禁罪で重たい刑罰が待ち構えていまする
昔は武家や商家でも
結婚は親が決めてしまってたので
女性は苦難の時代を生きていたようですね
かといって、恋愛結婚の現在では
3組に1組が離婚しているので、なんとも、は~
 

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