2013年11月16日土曜日

山での危機管理<道迷い>

 
 
道迷いの最大の原因は
迷ったことが分かった時点で引き返さないことにつきるようです
人間の本能でしょうか、そのまま下り続けて
焦った末に、沢や崖下へ転落という典型的なパターンに陥る
もしくは、テープを追っていて
いつの間にか踏み跡もテープもなくなって
脱出できなくなったというケースも
 
問題なのは
迷って下ったからといって
遭難するとは限らないんですよね。
たいがいは偶然に林道へ下山できたり、
踏み跡に出合ったりして、脱出できる
 
また、たまたまテープを見つけて脱出できたりもする
下ればどこかに出られるという、
変な意味での自信過剰になってしまって
これを安易に何度か繰り返しているうちに
本当に脱出できなくなりパニックになって遭難
 
たまたま下って脱出できたからと言って
鉄則を破ることはしてはならないようです
あくまでも、元の位置に引き返しましょう
そしていよいよ分からなくなったときは
尾根に登ろう。
景色が開けたところに出れば
現在地がある程度分かるものですし
くっきりした尾根筋が見えればしめたものです
 
また、ガスなどでまったく見えないときは
ガスが退くまでとどまろう
その為のビバークはしっかりと準備しておこう

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