2012年12月30日日曜日

自然の大切さを忘れた日本人


今から60年前、瀬戸内の海はほんとうに
綺麗だった
あちこちに漁業の港があって
小さな漁船がたくさん繋がれていた
当時は魚がたくさん穫れて
港の猟師さんは
それで十分に生活ができていた
 
ところが綺麗な砂浜が埋め立てられ
沖でも海砂利が業者によって採取され
海岸はコンクリートで固められ
海に注ぎこむ
綺麗な川もコンクリートで護岸され
汚物や廃棄物が流された
酷いときは川の水が茶色く泡を立て
その泡が風に舞って飛んでいたりした
海は海で赤潮が異常発生した
 
その後、川の水だけは水道水ということもあってか
改善され当時と比べて綺麗にはなったが遅すぎた
 
瀬戸内海では魚がいなくなり
漁業は成り立たなくなった
当時あれほど賑やかだった漁師町はもうない
それはなにも瀬戸内に限ったことではなさそうだ
道とコンクリートだらけの日本
こんな国も珍しいのでは…


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