2011年12月3日土曜日

お祭りⅡ



昨日に続いて今日もお祭り。
奇祭といっていいかどうか、それは人それぞれの思いというか判断に委ねるが、そういうお祭りは全国いたる所にあって、思いがけず身近なところにもあるものです。
しかし、普段それに接している人たちはそれが奇祭だなどとはこれっぽちも考えていないかもしれない。
なにしろ子どもの頃から慣れ親しんでいるのですから。
四国のあちこちで催される秋の大祭と太鼓台、これをちょうさと呼ぶ。
上に五条の布団みたいなものがあって、柱があって大太鼓がデンと備え付けられ、トンボが垂れ下がり、なんだかものすごい掛け布団が、それはトラであったり竜であったり、血走らせた目玉がぎょろりと睨みつける。
なかで太鼓を叩く人、五条の上で竿を持って、木の枝を除ける人、担ぎ棒の上に乗って、囃す人、担ぎ棒に寄って集って、ちょうさを揺らし、担ぎ上げ、手を離して、土に叩きつける。
ときには隣村のちょうさと大喧嘩、昔は死人がでたくらいに興奮きわまりないくらいに暴れた。
ちょうさ祭りを始めて見た人は、あまりの迫力に驚いて、そしてやがて引き込まれトランス状態にはまり込む。
しかし、それでも奇祭とはいえないようだ。

高松市の香川町浅野にひょうげ祭りというのがあって、9月になると催される。
男が頭にカツラをかぶり、顔にユニークな化粧をほどこす。
笑ってしまいたくなるような異様な化粧だ。
それだけではない、思い思いのアイデアで野菜や家庭用品を使って変装をする。
御輿も植物などでの手作り。
この祭りで奇なのは他にもある。
手作りの馬には異常に大きな竿と玉がくっついている。
これが動くのである。
操作すると長い竿がグーッと動き、竿の先っぽから、何かの液体が飛び出る。
現在もやっているかどうかは分からないが。
なんだこりゃ???
こんな祭りありかよ?というようなお祭りです。

要するにお祭りとは年に一度の馬鹿げて楽しいもの。
このあと讃岐には秋の実りの豊作が待っている。


S・R-20*5、DB10*5、F20*5

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