2012年7月13日金曜日

擬似好天


今朝、ある番組で擬似好天(擬似晴天)について
放送されていた。

過去、九州からの登山者6人が白馬岳にて低体温症で
死亡するという遭難事件が発生したが
この時の山の天気が丁度この擬似好天という
状態だったらしい。

5月4日、AM5:00曇り空だったが
9時過ぎには一気に青空が広がった
山頂近くにある山小屋を目指す。
ところが11時過ぎ一転して暴風雨に変わる。
そのまま山頂小屋を目指すが途中で
低体温症に陥り、そのまま動けなくなって、死亡。
一方、これを擬似好天と見抜いたスキーヤーは
急いで下山したため事なきを得た。

ウィキペディアには擬似好天について次のように書かれている。

 「冬の日本海側に見られる現象で、大陸から流れてくる低気圧が、日本海上で気流の乱れを起こし、二つ以上の低気圧が同時に発生、上陸する現象である。これにより一時的に日本海側で好天が見られるが、長くは続かずすぐに荒れた天気となる。擬似好天を継続的な好天と間違え、登山を決行したために起こった遭難もいくつか報告されている。」


低気圧と低気圧の比較的緩やかな等圧線の間では
一時的に青空が広がるときがあるようだ。
擬似好天による山岳遭難は冬に限られたことではないようで
注意を要する
また、山での雷雨が想定される場合も登らないほうが
賢明のようだ。

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