2019年3月29日金曜日

電車でのこと


ホームで電車の到着を待っていたら、すり足で歩くおじいさんが、こちらへやってきた。
駅員さんが心配そうにして、おじいさんのあとをついてくる。
おじいさんは歩くのに杖をついてはいるが、よぼよぼと心もとない。
こういう歩き方をするご老人は、体力と脚力の衰えだけでなく認知症の疑いがある。
駅員さんが心配するのは当然のことで、見ているこちらもハラハラさせられた。

他人ごとではない。
妻の義父も、認知症が進行し、ときどき変なことを口走るし、徘徊の気配がある。
先日も、夕陽が最高だ、絶対に見に行く、いまからゆくんだといって聞かない。
制止したりすると大きな声をだして怒りだす。

本当に他人ごとではない。
わたしも妻もそうなるかもしれない。
ならないように祈るしかない。
どうぞ、ぽっくりと逝きますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿