2019年3月28日木曜日

タチツボスミレ


昨日と同じく電車の中での優先席での光景
優先席に私を含めて8人座った。
うち、若い女性が2人、同じく若い男性が一人
中年の女性が一人、同じく男性が一人
高齢者が妻を含めて二人
ごっとんごっとん揺られて次の駅でお一人の高齢の女性が乗ってきて、
優先席へ歩み寄り、二人の若い女性の前に立ち
顔を伺うようにしてじろじろと見て、
一つ大きくため息をついた。
すると、ドアの傍で立っていた男性がやってきて、
若い女性のうちの一人に、このお年寄りに席を
譲ってやってくださいませんかと持ち掛けた。
若い女性はすっと立ち、おばあさんに席を譲った。
おばあさんは何も言わず渋い顔をしたまま、空いた席に座った。
若い男性はそのまま座り続けている。
入れ替わった女性はドア付近に立ち、イヤな顔もせずスマホを操作していた。

やがて電車はいくつかの駅を過ぎ、とある駅で止まったときに、
席を勧めた男性が、立っているわかい女性に「ありがとうございました」
といって下車した。
しかし、おばあさんはとうとう最後まで、お礼一つ伝おうとはしなかった。

うーん、なんとなく後腐れの悪い思いを抱いた。
どこか人間関係が素直ではなく、捻じれてしまっている。


 


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