2010年9月8日水曜日

赤石山系に棲むタカ


先日にエビラ山~イワカガミ岳の稜線上空で
  
見かけた、大きな鳥、一瞬その姿から
  
鳶ではない、と思ったが、その貴重な姿を
  
カメラに収めることは叶わなかった。
  
悔しい思いだが、またいつか、その勇姿に
  
巡り会える日が来ることを期待している。
  
後日に安森滋さんの「赤石山系物語」を棚から
  
出して、ページを捲ってみた。
  
すると、泉原猛さんの寄稿文に「赤石山系と
  
クマタカ」に関する記述が見つかった。
  
いまとなってはそれがクマタカだったかどうか
  
定かではないが、可能性はある。
  
クマタカも絶滅しかかっているらしい。
  
原因はやはり人間にあるようで、植林のために
  
捕獲する小動物のノウサギ、ヤマドリ、キジ、ネズミなどが減り、
  
生息条件が狭められたようです。
  
また、こんな記述もあった。
  
最近、サル、イノシシ(シカも含まれると思うが)などが
  
増えた一因はクマタカが減り、サルやイノシシなどの子どもを
  
捕食するものがいなくなったとも。
  
生態系が崩れてしまっているようだ。

2 件のコメント:

  1. この前東赤石で飛んでいるのを見てクマタカだと思いました。と言うのは別の山で飛んでいる姿を教えてもらったばかりだったのです。
    そして、嬉しく思った。
    四国にはまだ植林されていない場所が多い。
    ばかなことばかりしている人間ですが少しは賢くなって多くの種を残したいものです。

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  2. お~!
    クマタカを見ましたか、いままでにミサゴやサシバ、チョウゲンボウなどは見ましたが、クマタカはよほど注意深く観察しないと、数が少ないだけに難しいですよね。
    彼らの狩りの瞬発力はすさまじいもので、ホバリングをして空の一点に貼り付いたかと思うと、次の瞬間矢が放たれたように一直線に獲物に向かって猛スピードで突っ込みます。
    鋭い爪でがっちり捕まれた獲物はたちまちのうちにグッタリ、いやー、勇猛です。
    捕らわれた獲物を哀れむ前に、彼らのあまりにも鋭い眼につい引き込まれてしまいます。

    本当に、人は奢ることなく、この地球上のありとあらゆる生物を大切にしないといけません。
    よく云われている言葉ですが、一つの種を絶滅に追い込むということは、連鎖的に次の種を滅ぼし、長い時間を掛けて、やがては人も住めなくなると…。

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