2010年3月15日月曜日

遭難事故体験レポート



山と渓谷社3月号に次の表題の記事が載っていた。
  
遭難の現場を体験する
  東京都山岳連盟
  遭難事故体験山行同行レポート
  
概要はある日帰り登山者の奥多摩の戸倉三山にて
  
起きた道迷いによる滑落事故死。
  
その遭難事故現場を歩いて体験山行しようという企画だ。
  
新聞などのニュースを見ても簡単な記事だけで
  
実際に登山者の当時の服装や携行品、それに出来るだけ
  
山の状況に併せて歩いてみて、なぜここで遭難したのか
  
深く考えてみよう、その人の気持ちになって
  
体験してみようということ。
  
これはややもすると賛否両論があるかもしれないが、
  
非常に大切なことだと実感した。
  
なぜなら、普段のわたしたちは、山での遭難をほぼ
  
他人事として聞いているし、それはその人の自己責任
  
あるいは自分はそんな事故には遭わないだろうと
  
考えたり意識に持っていたりするからで
  
これでは遭難事故は減らない。
  
やはり、誰にもありうることなんだ
  
普段からの自己研鑽を行い、身をもって体感しないと
  
いけないし、事故は綺麗事で済ませてはいけないのではないかと。
  
日本人はとかくぐちゃぐちゃに折れた滑落者の遺体を隠し
  
事故そのものをプライバシーの問題だとして
  
詳細を公表しない。
  
増え続ける事故、もう一度私たち自身が深く
  
検証してみる必要がありそうだ。
  

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