2013年12月1日日曜日

耐風姿勢

 
 
山で歩いてるときに受ける強風は
とても嫌なものです
体温が奪われ非常に疲れやすい
 
追い風ならまだましなんですが
向かい風だとことさらにエネルギーが要ります
歩くエネルギーに加え
バランスを保つためのエネルギーも
必要とされ、さらには体温を保持するための
エネルギーも要るので三重苦というところでしょうか
 
風速が20mを超えてくると
体が飛ばされそうになるので
歩行困難な状態になってしまう
 
そういうときは自然と耐風姿勢をとるようになりますが
このとき人は頭を風下、背中を風上に向けようとします
雨混じりの風のときはとくにそうなります
これは顔に雨風が当たらないように
さらに首筋から雨風が入らないようにということなんですが
ところがそれでもバランスが保てないような
強風のときは頭を風上に持っていくという
耐風姿勢が必要になってきます
 
実際にやってみないとピンとこないかも分かりませんが
重心の重い頭を風上に持ってくることによって
人の体はバランスが取れ歩行がしやすくなります
 
これはあくまでも突然の突風などの緊急時ですね
本当はこんな日は山歩きを中止するか
避難小屋あたりで待機したほうがよいようです。

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