2012年1月10日火曜日

みかん畑



お~さむこさむ~山から小僧が~♪

周りは一面のミカン畑
だが、最上部の畑は雑草が繁り、山に還っている。
多くのミカン畑もみかんは収穫されることなくそのまま落下して、畑一面黄色くなっている。

美味しそうに熟れたみかんだが、なんとも哀れな姿。
いまの日本の農家を象徴している風景だ。
こんな姿、汗を流して山を開墾して、みかんの木を植えた当時の人たち、誰が想像しただろうか。

みかんが駄目になったからといって、一部葡萄畑にしたが、やがてそれも駄目になった。
いまじゃ、作るものがなくなって、諦めて、放棄してしまっている。
血の滲むような思いで開墾した畑、無残な姿をさらけだしているが、ちょいと見にはのんびりした里山風景だ。

イノシシだけが元気で勢いがいい。
喜んでいいのか悲しんでいいのか…。

                                -裏山-

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