2010年12月1日水曜日

ノジギク


いまから30年前、わたしの働く会社にある若者が面接試験に来た。
耳にはピアス、指輪が華奢な指をひときわ引き立てている。
周りの誰もが、彼の姿を見て驚き、勤める場所を間違っていると思った。
そんな彼は後日採用されたが1日だけ勤めて辞めていった。
  
当時は茶髪が若者の間で流行っていたが
会社も世間も田舎ということもあってかそれを
受け入れることができず、非難の目だったし
勤め人は勤め人らしく日本人は日本人らしく黒髪にせよ、だった。
  
あれから30年(どこかで聞いたセリフ)
いまではお堅い職場で働く人ですら口髭に
あごひげ姿で働いている。
茶髪やピアス、指輪でさえ非難した当時の上司や
町の人たち、すっかり受け入れ
それどころか、自分たちが積極的に新しいフアッションを
身につけているようです。
人の考え方や常識というものは時とともに変わりやすく、
時代のうつろいははやい。

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