山で歩いてるときに受ける強風は
とても嫌なものです
体温が奪われ非常に疲れやすい
追い風ならまだましなんですが
向かい風だとことさらにエネルギーが要ります
歩くエネルギーに加え
バランスを保つためのエネルギーも
必要とされ、さらには体温を保持するための
エネルギーも要るので三重苦というところでしょうか
風速が20mを超えてくると
体が飛ばされそうになるので
歩行困難な状態になってしまう
そういうときは自然と耐風姿勢をとるようになりますが
このとき人は頭を風下、背中を風上に向けようとします
雨混じりの風のときはとくにそうなります
これは顔に雨風が当たらないように
さらに首筋から雨風が入らないようにということなんですが
ところがそれでもバランスが保てないような
強風のときは頭を風上に持っていくという
耐風姿勢が必要になってきます
実際にやってみないとピンとこないかも分かりませんが
重心の重い頭を風上に持ってくることによって
人の体はバランスが取れ歩行がしやすくなります
これはあくまでも突然の突風などの緊急時ですね
本当はこんな日は山歩きを中止するか
避難小屋あたりで待機したほうがよいようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿