2013年12月4日水曜日

山岳保険あれこれ

 
 
パーティを組んで山へ行った場合
不幸にも遭難してしまったとき
その救助に要した費用はどうなるのか
 
この場合一般的には
人数分を按分しての支払いになるので要注意
 
例えばAさんBさんCさんの3人グループで全員遭難して救助された
救助に要した総額は300万円だったとしよう
保険会社などから支払われる金額は一人100万円となる
 
Aさんが200万円、Bさんは50万円の保険に加入していて
Cさんは未加入だったとしたら
Aさんが入ってた保険会社からは100万円
Bさんが入ってた保険会社からは50万円
しか支払われず、合計150万円となるので
150万円不足することになる
 
これをどう埋め合わせをするかは自明の理ですが
ひょっとしてAさんの保険会社からは200万円
支払われると思ってたらそれは甘い考えです
 
もちろん、遭難者が死亡した場合は
遺体の搬送費用も含めて家族負担となる
 
民間ヘリの場合費用は1分1万円
民間救助隊夏季日中日当一人3万円、夜間5万円
冬季一人10万円、地域によって多少異なるが
一般的な相場です
救助が長引けばかかる費用は天井知らず
 
山はもともとハイリスクなスポーツ
まさか、わたしにはそんなことは起きないだろう
「まさか」「だろう」という言葉は山だけではないが、
特に山には通用しないと思ったほうがいいようです
 
家族にも出来る限り迷惑がかからないようにしたいものです
 

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