体温を急速に奪うものはなにか
風、寒冷な気温、そして水(雨、汗)
水の中では通常の25倍の速さで体温が奪われていく
実際の水没実験では
水温 意識不明に至る時間 予想生存時間
0度以下 15分以内 15~45分
0~5度 15~30分 30~90分
5~10度 30~60分 1~3時間
10~15度 1~2時間 1~6時間
15~20度 2~7時間 2~40時間
熱伝導率
空気 0.006
ダウン 0.01
ポリエステル 0.016
木綿 0.033
雪 0.115
木 0.8
水 1.4
コンクリート 2.2
氷 5.7
この数値からもいかに風をシャットアウトし
空気の層を体のまわりに作るのが大切かということが
よく分かります
エアーマットなんかは地面からの冷気を
完全ではないけれども遮断
ウインドブレーカーやカッパの下にダウンや
ウールのセーター、フリースを着用し空気の層を作ってやる
また木綿の下着よりはポリエステルが有効のようです
汗や雨で濡れるのは禁物なので
乾いた着替えをザックに入れておく
防災シートにシェルターなどもいかに大切かも分かりますね
なお、なにもない場合は雪洞を掘って
入口をツェルトなどで塞ぎ風が入らないようにして
なかでローソクやコンロで暖をとれば
低体温症は一定程度防ぐことが出来る
この場合ツェルトだけよりは
雪洞のほうが風の侵入はよく防げるし
熱もある程度逃げないようです
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