2013年12月12日木曜日

低体温症と熱伝導率

 
 
体温を急速に奪うものはなにか
風、寒冷な気温、そして水(雨、汗)
 
水の中では通常の25倍の速さで体温が奪われていく
実際の水没実験では
 
水温   意識不明に至る時間  予想生存時間
0度以下       15分以内      15~45分
0~5度       15~30分      30~90分
5~10度      30~60分       1~3時間
10~15度      1~2時間       1~6時間 
15~20度      2~7時間      2~40時間
 
熱伝導率
空気  0.006
ダウン  0.01
ポリエステル  0.016
木綿    0.033
雪    0.115
木    0.8
水    1.4
コンクリート  2.2
氷    5.7
 
この数値からもいかに風をシャットアウトし
空気の層を体のまわりに作るのが大切かということが
よく分かります
 
エアーマットなんかは地面からの冷気を
完全ではないけれども遮断
ウインドブレーカーやカッパの下にダウンや
ウールのセーター、フリースを着用し空気の層を作ってやる
また木綿の下着よりはポリエステルが有効のようです
 
汗や雨で濡れるのは禁物なので
乾いた着替えをザックに入れておく
防災シートにシェルターなどもいかに大切かも分かりますね
 
なお、なにもない場合は雪洞を掘って
入口をツェルトなどで塞ぎ風が入らないようにして
なかでローソクやコンロで暖をとれば
低体温症は一定程度防ぐことが出来る
この場合ツェルトだけよりは
雪洞のほうが風の侵入はよく防げるし
熱もある程度逃げないようです

0 件のコメント:

コメントを投稿