四国には乗越(ノッコシ)という言葉を使う地名がないように思うのですが、中部山岳方面へ行けばかなりあるようです。
峠と同じような地形だが、峠とは意味合いが違って、乗越とはたんに尾根を乗り越えるという意味で使われているようだ。
その点、峠は麓のいくつかの集落を結ぶ大切な峠道を指していて、いわゆる物資などを運ぶ生活道の役割を果たしている。
車社会になった今日、昔に人が歩いて作った峠はほとんどなくなり、いまはわずかに登山者たちが、あるいは山で生活をされている方たちが守っているにすぎない。
乗越と呼ばれるところはまだあるいた経験がないが、峠を歩いていると、その合理的な道に驚かされることが多い。
山を歩くということは、ほんのちょっぴしだが、昔の日本の生活に触れることにもなって、なんとなく楽しいと思うことが多々ある。
S・R-20*5、DB10*5、F20*5
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