わたしたち団塊世代の小さい頃、学校での教室には黒板というものがあって、当番の人は毎日チョークで書かれた黒板に向かって、黒板消し(黒板拭きもしくはラーフル)でチョークの粉が舞い散るのを我慢しながら拭き取っていた。
いまではもちろんそんなものはとっくの昔になくなっているらしい。
子どもたちは鉛筆を肥後の守という小刀か切り出しナイフで削って、短くなればホルダーを着けて長くして使い、芯が折れないようにキャップをして保護していた。
鉛筆は三菱、コーリン、トンボ、ヨット、運動会の時の賞品は鉛筆やノートや下敷きなど。
高学年に進学したり就職したりしたときは万年筆だった。
そういえば、万年筆なんて、もう見たこともないし、使わない。
懐かしいな~、そんな時代があったんだ。
小刀を持って、山へ行って、竹を切って、竹とんぼや竹笛、もく鉄砲なども作っていたな。
竹笛でメジロの鳴き声を真似たり、ウグイスの鳴き声も真似たり、すると不思議と真似した鳴き声の鳥が寄ってきて一緒に鳴いてくれた。
近くの木の枝に、取りもちを着けた枝を置いておくと、鳥が止まって、足がくっついたりして捕れた。
いまじゃ、そんなことをするのは違法だが、当時はそれは違法ではなくそれほどたくさんの野鳥が野に山にいたもんでした。
いつのまにか野鳥も数少なくなったが、する子どもたちもいなくなってしまった。
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