2013年11月29日金曜日

雪崩れ

 
 
四国の山は穏健
そのとおり、年がら年中危険が少なくて
事故も少ないと思っているかたが多い
 
道迷いにしてもそうそうは起きていないし
ましてや滑落なんていうのはない
雪崩れ?疲労凍死(低体温症)?
そんな話は聞いたことがない…
 
ところが知らないだけで起きているのです
道迷いによる転倒。滑落による怪我や死亡は
決して少なくはないのですが
事件は地方紙にちょこっと載るのみで
載らないこともあるようです
 
四国の山は雪が少ない
しかし、何年かに一度や二度は大雪が降ることがある
そんなとき雪崩は発生している
 
過去にはあの笹ヶ峰北斜面登山道付近で雪崩が発生し
一名の方が巻き込まれ亡くなっている
1997年のことだ
そして石鎚山でも2001年に
二の鎖小屋に近いルンゼで
滑落停止の訓練をされていた方が雪崩で流され
デブリに埋まってしまった
すんでのところで助かったがもしこれが訓練で
なかったら危なかったかも知れない
因みにこのルンゼは毎年3月下旬になると
全層雪崩が発生する
 
その他、西ノ冠岳、面河道、東稜、三嶺南面
おかめ避難小屋上部などなど
普段、何気なく歩いているあちこちの山でも
雪崩は発生する可能性がある
 
特に大雪が降った年の
雪崩に対する知識と危機管理は大切なようです
 
雪崩は50cmも埋まれば
全身が締め付けられ身動きできなくなる
埋まって15分以上経つと
生きている可能性は極端に低くなる

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