久しぶりに歯医者さんへ。
「いらっしゃい、久しぶりだね、どこかかわったことありますか。」
「おおありだよ、気温が上がってきたからね、餌をさがして庭をウロウロ這ってるわいな。
そうじゃない、あれからね、奥歯がぽろんと欠けたがな、ボロボロよ。」
「どれどれ、あ~ん」
「 … … 」
「う~ん、これじゃ入れ歯があわんじゃろ」
「だから、ずっとしてないのよ」
「いかんな~、入れ歯をしてないもんだから、かみ合わせの歯が落ち込んできてるぞな」
「え~っ!」
「このままだと先々では抜け落ちるわいな」
「ゲゲ」
「ところでこの欠けた歯、う~ん、どうしようかな」
「…」
「どうしようかね~」
「駄目なんかな」
「このまま置いといても役にたたん、どうしようかな~」
「………、抜いてくれ」
「おいよ、抜くとするかね~」
麻酔を打って、メスでツツーッ、「抜きまっせ~」
ペンチでグリゴリッ!
足が突っ張って、左足のスリッパが脱げ落ちる。
ゴリゴリッ!
右足スリッパが床にコロン。
ニッと笑って「はい、これね、駄目色してるやろ、抜け跡が大きいから縫っとくよ」
ヤロー、相当に抜きたかったようだ、楽しんでるがな。
「はい、これ痛み止め、じゃあ一週間後にね。」
「食事いつできるかな~?」
「麻酔が覚めたら食べていいよ」
お昼ご飯はうどん。
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