TPP問題が大きくクローズアップされている。
随分と大昔に自民党政権時代にもお米などの輸入自由化問題が大きな問題になったことがあるが、その後農産物や肉、石材、木材など多くの輸入の規制が大幅に緩和さたり取り払われたことがある。
結果、外国産の安い農産物や肉などが市場を席巻し、日本の多くの農業、林業、石材業などが成り立たなくなった。
もちろんこれだけが原因ではないが、大きな原因となって地方経済を麻痺させ、格差社会を招いた。
島しょ部や農村部、山間部いたるところで生活が維持できなくなり、若者は流出し限界集落が生じている。
あるところではそれまで3000人も生活していたその集落の人口が激減し、いまやその1/10の300人、あと10~20年もすれば、人はいなくなるとさえいわれている。
TPP交渉参加。
これには驚いているし、関係者の不安は募るばかり。
現在の農業などの収入でも限界なのに、これ以上どうやって食べていけばいいのか、声にならない状態を産んでいる。
政府はいみじくも言う。
活力と競争力のある農業を作り上げよう…と。
どうやって???
かつて自由化が叫ばれたとき、同じように大規模農業への集約が叫ばれたのではないのか。
そして、政府の補助の元に多くの農家はそれをやってきた、にもかかわらず、農業を離れる人はあとを絶たなかった。
時を経て、地方の貧困が目立ち、選挙でも地方の切り捨てと格差が叫ばれるようになったが、いままた同じ轍を踏もうとしている。
関係者の方は口を揃えて言う。
「もうダメだ」…と。
政治問題、踏み込みたくないが、言わずにいられない状態だ。
ひょっとしてTPP?
返信削除ほいな、笑ってしまいました。
返信削除気が付いてすぐに訂正しました。
ありがとう。