東京に珍しく大雪が降った日、うちにいた未だ幼い猫、サチという三毛猫が、庭に積もった雪の中を駆け回ったことがある。
はじめは濡れ縁に出て、白い庭を不思議そうに見ていた。
そのうちにいきなり雪の中にジャンプした。
雪に潜り、雪を蹴散らかして、右へ左へ走り回る。
そしてひとしきり走ると濡れ縁に戻ってきて、両手両足の雪を振り払い、舌で舐めとり、暖まってくるとまた新雪へ飛び出していった。
北国のこころ-高田宏-
子どもたちが雪が降ると大喜びをして外で走り舞いをするのですが、人も動物も同じようです。
太古からのなにかがそうさせているのでしょうね。
-ピサの斜塔ならぬ、長い年月の間に傾いてしまったお地蔵さん-
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