2011年5月12日木曜日

十五歳



教室の窓より遁げて ただ一人 かの城跡に寝に行きしかな 不来方のお城の草に寝転びて 空に吸はれし 十五のこころ

                            -石川啄木-

とにかくもう学校や家には帰りたくない 自分の存在がなんなのかさえ解らず震えている十五の夜 盗んだバイクで走り出す 行く先も解らぬまま 暗い夜の帳の中へ 誰にも縛られたくないと逃げ込んだ夜に 自由になれた気がした 十五の夜

                           -尾崎豊-

時代も背景も表現方法も違うが、どこか似ている。

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