ほんの数十年前、テレビ・冷蔵庫・洗濯機、そしてコンパクトでもキッチンの整った生活ははみんなの憧れだった。それがいつの間にかエアコン・パソコン・カーポート、オール電化のバス・トイレ・ダイニングキッチンそしてウオーキングクローゼットなどなど、そんな生活スタイルへと大きく変化してきた。
近所のおばちゃん、井戸端会議での話題は、息子たち夫婦と孫。孫が遊びに来てくれるんはえんやけどな~あ、ばあちゃんちの風呂、寒うていかんわってぼやくんや、孫に話を聞いたら、いまごろの風呂場には暖房しとるというのや、ほやきん、わし、風呂場やり替えて、暖房できるようにしたんやけどな、脱衣場も寒いから、そこも暖房したんや。
ほいたらな、あんた、今度はトイレもや、寒いっていうのや、もう、ゼニよっけーいるが。ほんだけんど孫がの~、やっぱりせんわけにいかんが~。息子は息子での、来たら部屋の電気を点けっぱなしにするんや、いらんていうたら、暗いきん、ちょっとでも明るい方がええやろっていうんや、ほんまに。
そういえば我が家もそんなことが昔にあったわ。都会に住む姪たちが四国の我が家に遊びに来たとき、トイレから出てきて、わたし、ここのトイレ使えないといいだしたことがある。驚いてどうしてかと尋ねたところ、都会のトイレはウォシュレット、田舎の我が家は相変わらずのぽっちゃんトイレ、う~ん、豊かな生活とは清潔ではあるが、またなんとも贅沢なものだと当時は思ったことでした。
そんな生活に慣れてしまっているわたしたち、今回の震災地の方々への思いを馳せてみるが、想像がつかないでいる。
0 件のコメント:
コメントを投稿