2011年11月10日木曜日

シミュレーション



山に行くとて、地図に線を引っ張り、その地図の等高線から、あるいは標高から、頭の中で地形図を思い描いてみた。
さっぱりイメージがわかない。
たしかに、等高線からは谷や尾根やその山の形らしいものはおぼろげに分かる。
それを頭の中に描いて、歩いてみよと言われても、とても出来ないことだ。
地図をどんなに見詰めても、こんな形だろうなくらいで、それを記憶しておけなんていう芸当は無理。
試しに、10分ほど地図を眺めて、尾根の形などを思い描いてみた。
さっぱりだ、最初の二つ三つを順番に記憶するのが精一杯で、それ以上のことは思い出しもしない。
歩いて、その地点に立って、グルリ360度の特徴を述べ、さらに図に書いてみよという問題がもし出たら、限りなくゼロ点だ。
地図をその場で持っていても、どうだか、はなはだ頼りない。
ルートファインディングなどともっともらしいことを言うが、出来る人そんなにはいないと思った。
凡人は地図と磁石をしっかり持って、絶えず地形を確認するしかないようだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿