2011年8月10日水曜日
最近の山岳救助の実状(読売新聞)
富士山救助隊、ムダ出動過去最多 携帯で手軽に「助けて」…有料と知ると自力で下山
今夏の富士登山、県警山岳遭難救助隊の出動回数が、過去最悪ペースで推移しているらしい。
富士宮口登山道では2008年の7、8月、過去最悪の13回を数えたが、今年は8日までにすでに14回。御殿場口、須走口を管轄する御殿場署も6回と、09年などの8回を上回る勢いだ。背景には、携帯電話の普及で手軽に救助を要請できるようになったことや、登山ブームで準備不足の登山者が増えたことによるもの。
7月17日夜、東京都の男性(60)が6合目で道に迷い携帯電話から110番した。「その場にとどまるように」との県警の指示を無視して自力で下山し、翌朝発見された。捜索に出向いた御殿場、富士宮署員らは無駄足を踏まされた。
富士宮署幹部によると、救助の要請から救助隊の到着までは早くても4~5時間かかる。「事情を話すと登山者の半数近くは、自力の下山を選択する」といい、要請のハードルが下がっていることをうかがわせる。一部に、「ヘリを飛ばせ」などと無理な要求もある。
県警の出動とは別だが、同月13日、富士山須走口の標高約3000メートルで、香川県の40歳代男性から「転んで手の指を骨折し、頭にもけがをして動けない」と携帯電話で通報があった。県警の依頼で5合目で山小屋を経営する連絡役の米山千晴さん(61)が「別の山小屋から登山用車両で救助に向かわせるが、有料になる」と告げると、「金がかかるならいい」と歩いて下山してきた。
6合目で山小屋を経営する長田清一さん(61)は「出動中は山小屋を閉めなければならず、燃料代もかかるため1回3万円を徴収する」と話す。ただ、現金を持たない登山者も多く、踏み倒されることも珍しくない。
8/10読売新聞記事より抜粋
今日は気温がぐんぐん上がって香川も36°の猛暑日。
朝、木陰の道を選んでジョギングするが、それでもかなり暑い、日の当たるアスファルトを親子のトカゲがチョロチョロ走るが、足は焼けるように熱いだろうな~。
砂漠で足が焼けないように、交互に持ち上げて、ジッと餌がくるのを待っているトカゲを思い出した。
ST*2、W30*2、J-BOP*3、DS100*3
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