2010年11月30日火曜日

港の灯台


堤防に座って
釣糸の先の浮子を眺めて一日過ごし
青い海と白い三角波を焼き付ける
                                      ある日の瞼裏
                           

2010年11月29日月曜日

砂浜


遠くから人の手によって運ばれてきた砂
浜はその砂で覆われ豊かな砂地ができた
砂浜を歩いていてふと気づく
かつての浜には海に棲むカニ達の
穴が沢山開いていた
潮が引いたたまりには小さなハゼたちが
泳いでいて、人が近づくと
ツーッと逃げていく。
どこへ行ったのだろう、少し沖かそれとも違った砂浜で
元気で過ごしているのだろうか。
あらためて豊かな海とは…を考えてしまう。

2010年11月28日日曜日

瀬戸の海


近年のこの海、詩情が思い浮かばない
表面は一見昔のままのようだが、それほどに荒れた
水質はいまだに年々悪化し
沖の砂は業者の採取で消え
歩けば琴の音が足元で聞こえたはずの
海岸もその砂が沖へと流れ去り
いまは見せかけの作り事
あれほどに豊かであった藻場もどこへやら
人々はこぞって小魚を根こそぎ掬い上げ
もう見る影もない。
青く輝いて見える海の底はおそらくごみの山
海だけではない。

2010年11月27日土曜日

晩秋


一枚の 想い出はらと 散り落ちぬ
   
                     むらくも

2010年11月26日金曜日

山門


三色に彩られた山門の階段を下る
石畳の上には幾重にももみじが落ち、
時の足跡を刻んでいる。
ひんやりした空気を肌で感じながら
ときおり傍を通るお遍路さんの
白い装束にふと遠い郷を思い浮かべ
なにがしかの情を悟る
                         根香寺

2010年11月25日木曜日


紅葉があまりにも綺麗なので家族で記念写真
通路なので通る方は撮影が終わるまで
ジッと待ってらっしゃる。
そんなとき撮影されてる方が
待っててくれた方に一言言葉があれば
ホッとします。
ちょっとした気遣いがお互いの心を和ませてくれる。
  
                   根香寺

2010年11月24日水曜日

緑と赤


一人のお遍路さんが経本を開いて
  はっきりとした、透き通る声で
  お堂に向かってお経を唱えている
  
まだ初々しくその誠実な姿が
お香の煙漂う静寂な風景によく似合っている。
山門では楓の緑の葉と赤く焼け始めた
葉とが融け合い、訪れる人々を優しく迎えていた。

2010年11月23日火曜日

屋根に積もる紅葉


たくさんの方が八十八ヶ所巡りをされていました
                       白峰寺

2010年11月22日月曜日

外見が大事?


人は外見で物事を判断したり
  決めたりすることが好きだ
  
例えば、高価そうな衣服を身につけたり
  整髪や身だしなみを整えたり、会話言葉に品があったり
  それだけでも十分にその方に
  接する人は丁寧に親切になったりする
  
例えば、懐にはいかにお金を持っていようが
  家に財産があったとしても
  外見がボロボロの服装などしていようものなら
  それに対する人は味噌糞三文の扱いをする
  
権力権威などもそうだ
    その人に権力権威があることが
  分かるから丁寧に失礼のないように対応するが
  分からなければ見かけで判断して接する
  
見かけで判断して接していて
  その間違いにあとから気がついたときには
  ばつの悪い顔をするかそれとも青い顔をするか
のどちらかになる
  
面白いのは男と女に関してのことだ。
当然に男前は持てて、スタイル良ければ
たちまち何人もの女性がいいよってくる
キャーキャーと気勢を上げて言い寄ってくるからおもしろい
美人も同じで、何人もの男が寄ってくる
しかし、いくら性格良くて品行方正であっても
醜男はなかなかに持てない
それよりむしろもてるには性格よりはお金かもしれない
  
なぜ、中身より外見が重要なんだろう?
本当は外見よりは中身が重要なはずなのに。
これは多分、人間が人間に進化する以前の
動物的本能に基づいて行動する
遺伝子的なことに起因しているんではないだろうか
  昆虫、動物は形や色、匂いで判断することが
生きていく上で最も重要なことなんだと思う。
とすると人間も昆虫や動物と変わらないというか
延長線上にあるに過ぎないということになる。

2010年11月21日日曜日

サイクリング


法泉寺でもみじ祭り
  
ツーリング連は早速走って見てきました
  
お茶会に習字、そして琴の調べ
  
駄洒落が飛び出ました
  
「それはオオゴトや」、周りにいたみなさん一斉に凍りつく。
  
今日は小春日和で暖かくて良かった。

2010年11月20日土曜日

お山の異変P2


今日の地方新聞の記事に
  
三豊市高瀬町の県道で一度にイノシシ6頭を
  
車で撥ねて死なせたニュースが載っていた。
  
これまでも度々イノシシが道で災難にあっていたらしいが
  
一度に6頭は初めてのこと。
  
山でイノシシやシカが増えたということも
  
あるだろうが、それにしても
  
これほど人家や道に出てくるというのは
  
やはり、異常だ。
  
しかし、6頭一度に撥ねたというのもちょっとね~
  
道に6頭集団でかたまっていたという
  
のだから、普通は早めに気がついて
  
止まりそうなものだが…。

2010年11月19日金曜日

お山の異変


お山になにか異変が起きているようだ。
  
全国ニュースでクマ被害が相次いで
  
報道されているが、同様にイノシシやシカによる
  
被害も深刻らしい。
  
おばちゃんたちがこんな話をしていた
  
イノシシが畑へ侵入してきて
  
農作物を食べるらしいのだが
  
これは毎年のことで、去年までは
  
そう深刻なものではなかったそうです。
  
というのは、例年は落ちた柿の実や栗などを
  
拾い食いする程度だったそうで
  
ところが今年は状況がまったく異なっている
  
柿の木、栗の木に突進して実を落とし
  
それをことごとく食べ尽くしてしまうそうで
  
木は傷つき折れてしまい、畑の他の作物も
  
食い散らかしてしまってるのだとか。
  
お山では楢の実などのどんぐりが  
  
今年はほとんど成っていなくて、
  
動物たち、食べる餌が枯渇しているようです。
  
直ぐ近くの七宝山でもシカが出現している
  
という話が伝わってきた。
  
七宝山でシカが生息している
  
などというのは初耳だ。
  
いったいどこからやってきたのだろうか、
  
よっぽど餌がなくて、どこかから
  
移動してきたとしか思えない
  
動物の世界では異変が起きているようです。 

2010年11月18日木曜日

山に冬が来た





とうとう四国の山に、冬がやってきた。
  
三枚の写真は剣山山頂にある
  
今日のライブカメラ映像です。
  
この気温が続くと
  
明日からのお天気次第では銀世界になる…かな?

2010年11月17日水曜日

石鹸


お風呂に入ると石鹸、それは私たちの
  
子どもの頃には欠かせない物でした
  
しかし、その石鹸、風呂場から姿を消して久しい
  
いまはすっかりシャンプー、リンス、
   
そしてボデシャンに取って代わっている。
  
あの石鹸、使うといい匂いがして
  
しかもよく泡が立って、汗や汚れがよく落ちる。
  
石鹸はもう一度見つめ直され、使われる時代が
  
来るような気がするが、どうだろう?無理か~。
  
-石鹸愛好家-

2010年11月16日火曜日

駄洒落と機智


杉浦日向子さんの「一日江戸人」のなかに
  こんなのがあった。
  
女「オヤ、憎いのゥ、雲が出てきんしたよゥ」
男「どら、物干し竿を貸してくださっし」
女「何にしなんす」
男「イヤサ、雲をサ、のけようかと思って」
女「オヤ、ばからしい」
  
機智のきいた男の会話とはこんなもの
  
もう一度同じ場面で
  
男「良え月夜じゃァねえかえ」
女「オヤ、憎いのゥ、雲が出てきんしたよゥ」
男「そりゃ雲(困)った事だ」

2010年11月15日月曜日

カメラのGPS機能

昨日、購入したオニューのカメラでGPS機能を使って
撮影位置および方位を地図で確認してみました。
上の写真、観音寺市にある萩丘公園から撮影したものですが、
撮った写真から北緯34度4分34.9秒、
東経133度41分10秒であることが判明
早速、グーグルマップに撮った写真を載せてみました。
おおよその位置と撮影方向も表示されている。

緯度東経から大谷池の北西側であることが判明

撮影方向である磁気方向は178.75度
であることが写真から判明
バックに写っている山を撮影ポイント
および磁気方向から地図で割り出しをすると
雲辺寺であることが分かる。

磁気方向は少し幅があるようだが
緯度経度はかなり正確で誤差10m程度だろうか、
カメラのGPS機能、使えますね。

2010年11月14日日曜日

カメラ


昨日の山で、撮影中にいきなり故障してしまった。
  
スイッチを入れた途端にレンズエラー
  
カメラ屋さんに修理依頼をしたところ
  
デジカメが一台買えそうな修理費
  
4年間、週に200枚程度の使用
  
おおよそ4万回のスイッチ、オンオフ
  
この程度で壊れるとは思えないが
  
使用環境が悪い
  
たまに落としたり、ホコリやゴミも多い、
  
雨の日にもぬらしながら撮影、仕方ないだろう。
  
そこで新しいデジカメを購入
  
すると新しい機能が、スイングパノラマ
  
GPS機能が加わって方位に緯度経度が分かる
  
おまけに夜景、風景、マクロ、人物撮影などがオート化し
  
手ぶれ補正も一段と進化している。
  
値段は貯まってたポイントもあったが
  
修理代以内で済んだ。
  
買ってよかったようだ。

2010年11月12日金曜日

そろそろと冬山…かな


大山、10月27日に初雪
  
その後、連日の好天で雪は溶けたと思われる
  
その大山の外輪山、といわれている
  
矢筈ヶ山~甲ヶ山へ明日登りに行く
  
雪が降らなければいいが、降ればアウト
  
ゴジラの背に乗って、乗り心地がどんなんかな~
  
確かめてみたい。
  
ギャオーなどと叫びながら暴れ出すかな。

2010年11月11日木曜日

散髪


久しぶりに床屋さんに行ってきた。
  
あまり寒くならないうちに、
  
短くさっぱりっと切っておかないと
  
散髪したお陰で、風邪を引いたってなこと
  
嘘みたいだが過去には経験したことがある。
  
散髪屋のおばちゃん、今日もしゃべくり
  
絶好調、一時間もの間
   
口とはさみはせわしなく動きっぱなし
  
あまりにもおしゃべりに力が入ってて、
  
ひげ剃りの時はヒヤヒヤするが
  
おばちゃんの口、止めようがない。

2010年11月7日日曜日

しまなみサイクリング



第11回瀬戸内しまなみ海道来島海峡サイクリング
  
今年も1000人を超す参加申し込みがあり
  
早朝から雨、それでも970名の仲間が参加。
  
わたしたち高齢グループも負けじと50kmコースに参加
  
今年の特徴は970名参加したもののうち
  
おおよそ半数に近い方たちが100km健脚コースに挑戦。
  
年々100kmへの参加が増えており、
  
女性の参加もママチャリから、
  
ロードレーサーでの参加に変わってきているように思う。
  
最近の山でも同様に、女性の参加が顕著だ。
  
日本も少しずつ女性の力が発揮できる
  
社会になりつつあるようです。

2010年11月5日金曜日

砂金


驚いた、砂金が採れたという沢(川)を間近で見た。
  
砂金などというのは西部劇などにでてくる
   
映画での話で、遠い異国の世界だと
   
思ってたが、それは四国の山間の
  
奥深い渓谷にあった。
  
その沢の直ぐ傍、10分と掛からないところに
  
人が寝起きできる大きな庇状の岩があって
  
おそらく一攫千金の夢を見たであろう
  
山師の仮の宿として想像するに十分だった。
  
ひょっとして、今でも労力に見合わない程度の
  
砂金が採れるかも知れない。
  
今夜、暖かい布団の中で見る淡い夢に期待しよう。

2010年11月2日火曜日

ダブルストック


ストックの使用は雪山以外はこれまで控えてきた。
     
理由はその必要性を感じなかったこともあるが
  
一つ目には登山道を痛めること
  
二つ目にはストックを誤って使用すると
  
腕が疲れる、下りでの足運びが大きくなり
  
逆に膝への負担を増す、両手がふさがり
  
とっさの危険に対処できない。
  
三つ目には荷物になる、ことなどでした。
  
しかし、年齢が高くなると、やはり
  
ストックの使用を考えざるを得なくなってきた。
  
それは、正しく使用する限り
  
身体のバランスを助け、膝への
  
負担が軽減されることの意義は
  
やはり大きく、70、80と長く山歩きを
  
続けようと思うなら、使用すべきだと感じた。

2010年11月1日月曜日

ストレッチ


随分と寒くなってきた
  
冷え込むと年寄りは身体も
   
堅くなる、いつもの体操も
  
なんだかぎこちなく、ちっともなめらかでない
  
ストレッチも堅くて筋肉が伸びない
  
時間をかけて、じわじわっと曲げて伸ばしてやる
  
ふー、終わればやっぱり身体は喜んでいるのか
  
さっぱりっとして軽くて気持ちがいい。