山と渓谷社3月号に次の表題の記事が載っていた。
遭難の現場を体験する
東京都山岳連盟
遭難事故体験山行同行レポート
概要はある日帰り登山者の奥多摩の戸倉三山にて
起きた道迷いによる滑落事故死。
その遭難事故現場を歩いて体験山行しようという企画だ。
新聞などのニュースを見ても簡単な記事だけで
実際に登山者の当時の服装や携行品、それに出来るだけ
山の状況に併せて歩いてみて、なぜここで遭難したのか
深く考えてみよう、その人の気持ちになって
体験してみようということ。
これはややもすると賛否両論があるかもしれないが、
非常に大切なことだと実感した。
なぜなら、普段のわたしたちは、山での遭難をほぼ
他人事として聞いているし、それはその人の自己責任
あるいは自分はそんな事故には遭わないだろうと
考えたり意識に持っていたりするからで
これでは遭難事故は減らない。
やはり、誰にもありうることなんだ
普段からの自己研鑽を行い、身をもって体感しないと
いけないし、事故は綺麗事で済ませてはいけないのではないかと。
日本人はとかくぐちゃぐちゃに折れた滑落者の遺体を隠し
事故そのものをプライバシーの問題だとして
詳細を公表しない。
増え続ける事故、もう一度私たち自身が深く
検証してみる必要がありそうだ。
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