江戸時代までのこの国には、
人間に化けて人間社会に潜り込み
普通の人間として生きている鬼が、
数は少ないが確実にいたという。
毎年旧暦の7月26日の夜には
雲が切れて月が出ると、恒例として
中空に阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の阿弥陀三尊が降臨する。
この現象を26夜といい、
三尊の神通力でこの世に蔓延る悪や醜は
一掃され世は清められるとされている。
鬼は正体を暴かれ、
悪や醜の化身としてこの世から放逐されるのである。
-お江戸でござる-滝大作薯
そもそも鬼とはなんぞや
わたしは赤鬼青鬼黒鬼の正体は
人の屍だと思っている
昔は人の屍は野山や川、ときには道端に
ごろごろ打ち捨てられていた時代があった
赤いの青いの黒くなったの、それが鬼だと確信する
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