観音寺琴弾公園の一郭に
このような長い竹筒がある
耳を竹穴に当てると
清い澄んだ音色が聞こえてくる
音の主は水琴窟
文字どおり水滴が甕に落ちるときの音が
琴のように響く
ところでこの窟という字
屈は尻尾を巻いて穴の中にうずくまる獣のこと
その獣が住む穴が窟
獣とは…穴熊か、狢か、それとも狸か
歴史的にはそれほど古くはなさそうで
江戸時代から明治にかけて
庭園の設備として
流行ったものらしい
どれ、お茶などを点てるとしよう
う~ん、風流だね~
言ってみたいわ
そんな庭も茶室もございませぬ
無縁の世界で汲汲として生きておりまする
0 件のコメント:
コメントを投稿