2012年12月5日水曜日

八十八ヶ寺



夜があるから、人は物を想う愉しさがあるのだし
月が欠けたり満ちたりするから、物想いに陰影がつくのであり
闇の夜もあればこそ、自分の心の中の光を
のぞきこむことも出来るのではないだろうか
 
-生きる智慧 死ぬ智慧-
瀬戸内寂聴
 
 
色不異空 空不異色 色即是空 空即是色…
 
般若心経の合唱が響く
清々しい朝の境内だった
唱え終わった一行は
明るい笑い声を残して
次のお寺へ

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