2011年6月27日月曜日

フル・ライフ



カナダやアラスカでは、3700kmにもおよぶユーコン川が蕩々と流れるが、グリズリーやクロクマ、ムースたちが住み、こういう大自然の中では人間は力一杯頑張らないと生きられない。
これを彼らは「フル・ライフ」と呼んでいる。

年老いてきたガク、日本では二度食事をとり、ちょっと散歩に行くだけであとはひたすら居眠りするだけの生活だった。
しかし、ここへ連れてくると、ここでのガクは24時間神経をピンと張り詰め、目に入るもの、大気の匂い、すべてに注意深くなる。
全身の筋肉、知能、経験、五感をすべて使って生きる。
みるみるガクは元気になっていく。
ガクの血が沸き立ち、騒ぐのがよく判った。

                   カヌー犬・ガク  -野田知佑-

犬も人も同じだろうか、大自然の中に入っていくと、同じように血が騒ぎ、五感が研ぎ澄まされていく。
先日、NHKで長生きの遺伝子細胞「サーチュイン」が放送されていたが、なんとなくあれによく似ていると思った。
人だけでなく多くの生物の体内の中で眠り続けている遺伝子、ある環境と条件が整えば、その太古からの遺伝子細胞が突然眼を覚まして活動する。


S・A・R-20*5、ST*2、W30*1、J-TO*2、DS100*2

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