2010年6月10日木曜日

ヘチマ水


ヘチマ
  
なんのやくにもたたないつまらないものの
  
例えとしてヘチマが使われる。
  
初夏が来ると母は庭によくヘチマの種を蒔いた。
  
芽が出て、支柱をのぼり、棚を這う
  
黄色い花が咲き、実が生り
  
その実は胡瓜状からやがてもっと大きく肥大する
  
母はしばらくその棚からぶら下がった実を楽しんだあと
  
根元近くの茎をポンと切り、根元の茎を一升瓶の口に差し込む。
  
茎からはポタポタと根から吸い上げた水滴が落ち、瓶に溜まる。
  
母は美人ではなかったが、ヘチマ水(化粧水として使った)のお陰で
  
肌に潤いがあり、つやつやしていた。
  
亡き母の唯一の自慢でした。

2010年6月6日日曜日

ツーリング




今日は自転車で満濃池までツーリング
  
午前8時、出発したときは涼しかったのですが
  
時間が経つにつれ、気温が上昇。
  
途中で半袖シャツ一枚になる。
  
到着した池の堤ではアイスクリーン屋さんが
  
パラソルの下でのんびり椅子に腰掛けている。
  
東屋では日曜市、こちらものんびり。
  
淡竹をたくさん売っていたが、おばさんの話しでは
  
山ではこの淡竹をイノシシが食べるのだそうで、
  
なぜか頭は食べずに根本の太いところを食べるのだそうです。
  
少々イノシシが食べても
  
竹の子は食べきれないほど生えるので 
  
大丈夫とのこと。
  
    ※可愛らしくて精巧な竹細工

2010年6月5日土曜日

ヒナギキョウ


来週はぐずついた天気予報、
    
どうやら梅雨入りしそうな気配になってきている。
  
しかし、いつになるかは定かではなく、気象庁も
  
いつものことながら慎重です。
 
   
今日は気温がグングン上昇し、真夏日のところも。
  
涼しい山から降りてきたところ、風は生温く
  
車を運転していても気温が高いので、
  
頭がぼーっとして、睡魔が一気に襲ってきた。
  
こんなときは涼しい場所で車を止めて、
  
一眠りするのが一番。  

2010年6月4日金曜日

マンテマ

  
義母を連れて、義父の寝る病室へドアを開けて入った。
  
義父の第一声は「健康保険証が見あたらん、昨日、洗濯物を持って帰った
  
なかにシャツが入ってたと思うが、そのポケットに入れていた。
  
洗濯してしまったのか、えらいこっちゃ、探してくれ!」と言う。
  
昨日の洗濯物は家に持って帰ったが、
   
タオル類のみでシャツは持って帰ってない。
    
そのことを伝えても、必死の形相で探してくれという。
  
義母がオロオロしながらロッカーを探ると直ぐにシャツがみつかり
  
ポケットから保険証が出てきた。
  
義父の手術後は順調に回復していて
  
トイレにも歩いていけるし、自由に動ける。
  
義母は糖尿病で血糖値低く、ときどき倒れたりする。
  
病室に訪れるなり、いきなり義父は義母にこの調子で命令する。
  
義母は一気に体調を崩し、肩で息をしだした。
  
義父は保険証がみつかったことに安堵して喜んでいる。
  
慌てて義母を家に連れて帰り、努めて安静にすることにした。
  
義母が少し落ち着いて、呟いた。
  
「父ちゃんはいつもこの調子…」
  
今に始まったことではないらしい。
  
夫婦というもの、妻は夫の奴隷なのか、と思いたくなるこの光景
  
我がこととして受け止めなければならない。
  
明日は義母は家でいてもらうことにした。

2010年6月3日木曜日

ネジキ


病室で義父の傍でタオルなどを出して
  
整理したりしていると、突然ドアが開き
  
看護師さんから「回診です」と声が掛かる。
  
義父はカイシン、カイシンて何?
  
なにがあるん?なにをしたらえんや?
  
突然のことでパニックになっていた。
  
そのうちにぞろぞろと「大先生」一行がお見えになった。
  
医師3~4人、それに何人かの看護師さん
  
大先生、いきなり義父の手術した左足をグイと掴み
  
一言「動かしなさい」
  
ビックリした義父、「エッ!エッ!何?」
  
大先生「そうです、動かした方がいいので動かしなさい」
  
義父「…、あ、…動かすのかい」
  
義父が答えるが早いか大先生は部屋を出て、
  
次の部屋へ向かっていた。
  
あっという間に大名行列のような厳かな「回診」が終わった。
  
義父はしばらく口を開けていた。
  
あの先生、あれだけが仕事ではあるまいが
  
一体年収はいくらなんだろう。
  
大名行列全体の年収はすごいと想像してしまった。

2010年6月2日水曜日

クサフジ


病院の食堂でお昼ごはんを食べてみた。
  
先ずは「親子丼」、値段は安い。
  
運ばれてきたものを見ると、ご飯は少なめ
  
女性向きの量で
  
乗ってる具はそれなりの量
  
一箸食べてみた
  
ちょいと甘め
  
定番の玉子とタマネギ
  
おや親は?いずこに?
  
探しながら食べた。
  
ほとんど食べ終えようとした頃に
  
やっとこさ、現れた。
  
米粒と変わらないぐらいの鶏肉。
  
これ親子丼でなくて
  
「オヤ?親はどこだ丼」とネーミングしたほうがいい。  

2010年6月1日火曜日

マツバウンラン


義父を連れて病院へ、今日は入院の日でした。
  
朝、早い時間に超音波検診
  
ご夫婦が同じく検診に来られていたが
  
奥さんはどうやら付き添い
  
夫婦の会話というものはそれぞれで 
  
見ていて面白い。
  
奥さんがご主人に語りかける
     
「この長椅子に掛けて待てば…?」「…」
  
次はご主人がなにやらぼそぼそ奥さんに語りかける。
  
「(検診が)終わったぞ、次行こうか」「…」
  
う~ん、ツーカーの仲?
  
「おい」といえば黙ってお茶
  
次に「おい」といえば黙って新聞
  
な~んてのがいい夫婦の見本みたいに言われた時代が
  
ありましたが、極々希な位の高い夫婦間でのことで、
  
庶民の家庭ではかかあ天下が普通で
    
古今東西、旦那は頭が上がらなかった、
  
もしくは上がらないのが実際のところ。
  
ご主人が「たまには温泉旅行に行こうか?」
      
奥さんたいそたいそ返事する「あんた行っておいで」
  
実は奥さん、旦那と行ってもつまらないから
  
友達と行きたいのです。
  
無口な旦那、「おい」などと命令する旦那
  
熟年離婚…てなことも。
  
実は熟年離婚は今に始まったことではなく
  
江戸時代にはすでにあったそうで
  
「三行半」などというのは建前上で、
  
実際は奥さんが旦那に離婚を迫った結果だそうです。
  
(注)本文の熟年離婚と病院に訪れていたご夫婦とは
  
なんの関係ありませんので悪しからず。