2014年3月4日火曜日

ボロボロなしゃべり人

 
 
沈黙は愚人の鎧、冑なり。
好者の城塞なり。
明白々の心地、温照々の胸郭ならば、
千言万語すとも何の不可あらん
 
-幸田露伴-
 
だんまりを決め込む人は
「沈黙は金、雄弁は銀」と思ってる節があるが
それは間違いだ
よくしゃべる人は軽薄だと思い込んでいるが
間違っている
胸に一物もないさっぱりした心、
豊かな気持でいるならば
いくらしゃべってもいい
なんのいけないことがあろうか、と言っている
 
 
それは知識の豊かな人にはそういえるが
無知な者はしゃべればしゃべるほどに
ぼろが出る
とにかくしゃべろうがしゃべらまいが
ボロなものはボロなのです
 
そう思って開き直ってしゃべってしゃべって、しゃべり倒そう
気楽なことこのうえなし

「一枚の画像」は突然に更新ができなくなりましたので
下記ブログへ移ることにしました


2014年3月3日月曜日

道端の不動明王さん

 
 
今日は桃の節句
ス-パ-で美味しそうな巻き寿司を買って
山へ出かけた
 
開けた景色のいいところで
横たわった木の上に腰掛けて食べた
 
誰もおらず風がそよぐ
聞こえてくるのはミサゴの鳴き声だけ
 
しばらく佇んでいたがやがてミカン畑へと下り
知らない道を歩く
民家のすぐ傍には古くに建立された不動明王が
グッと睨みを利かせていた
明治14年からのち133年間、ずっとこの場所で睨み続けている

2014年3月2日日曜日

雛祭り

 
今日は自転車の日
朝方まで雨が降っていたのか畑の菜の花も雫がついていた
いつもの場所で仲間を待つが誰も来ず
しかたなく一人で走ったが、モチベ-ションあがらずじまい
早々に帰宅すれば近くでホオジロの初鳴き
 
 
午後から宇多津で催されている雛祭りに出かけてみる
時刻が遅かったのですがまだ大勢の方たちが見学に訪れてました

 
明治中期のお雛さま
お雛さまもですが、保存状態が素晴らしいですね
当時、相当に高価なものと思われました

 
お雛さまも素晴らしいですが、
背後の屏風も素晴らしくて、一層引き立ててました

 
落ち着いた色合いの内裏びな
鮮やかなお雛さまが並ぶ中で
この色合いは人を引きつけますね

 
皆さん口々に可愛いといいながら熱心に眺めていました

 
町のあちこちで枝垂れ梅や川津桜が咲いて
賑やかなひな祭りでした

2014年3月1日土曜日

田舎での大事件

 
 
先日、三豊市の小さな郵便局で強盗事件があった
被害金額はおおよそ700万円
男は自転車で逃げたが
その後あっさりと捕まってしまった
しばらく町の話題になった
 
隣の観音寺市ではロト7で16億円
さらにジャンボ宝くじで7000万円当てたというのに
この町ではたった700万の強盗かよ
三豊はちんけだね
 
ちんけ?
お粗末ってこと
犯人は馬鹿だね、自転車で逃げて
車に乗り換えたのはえんやけど
そのあと金使わずにほとぼりが冷めるまでじっとしてりゃ捕まらないのに
その日に260万を銀行の口座に振り込んだんだってよ
390万円が車に残ってたそうだ
50万ほどは使ったのかえ?
 
だけど、包丁一本と油に見せかけたポリ袋入り水だけで
脅し取るとは日本の強盗は安上がりやな
しかし香川県警はよく犯人を捕まえたもんやな~
未解決にならんで良かったぎゃ-
 
こんな田舎でも大きな事件は起きるんや
郵便局の連中はびっくりして心臓が口から飛び出したやろな~、アハハ
ほんに物騒な世の中になったもんや
 
-雨で閉じてしまったカタバミの花-
 

2014年2月28日金曜日

明日から3月

 
 
消費税8%実施まであと一月
今のうちに買うものを買っておかなくちゃと焦るけど
取りあげて買うものもなく
 
3%のアップ対策をとは思っても
普段から節約してるので
これ以上どうしようもない
 
やがてさらに2%アップ、合計10%は大きい
なんだかじわりっと真綿で首を絞められているような
カエルを冷たい水から少しずつ
温度を上げていくと、熱さを感じないでやがて茹で上がるというが
この話はほんとうかどうかは実際に実験してないので知らない
しかし、いまのわたしたち丁度そのカエル状態に置かされてる
 
奇しくも新年度の国家予算案が衆議院で今日可決された
史上最高のおおよそ96兆円
これにともなう国債発行額は181.5兆円となる
相変わらず多額の公共投資が盛り込まれている
政治は以前と全く変わらない体質で、国民はそれを
圧倒的に容認しているようだ
この先どうなるのだろうと思うのだが
おそらくそのうちに大変な事態になること間違いないように思われる
すでに、世界は日本の国の財政悪化を世界経済の
リスク要因として折り込み始めてるようだ

2014年2月27日木曜日

午睡

 
 
寝たいだけ寝た体 湯に伸ばす
 
-山頭火-
 
 
今日も昼寝
なんと、4時間も…
こんなことで、いいのか

2014年2月26日水曜日

草の上

 
 
けふのべんとうも草の上にて
 
-山頭火-
 
 
PM2.5がひどい状態らしい
専門家によると
中国からの飛来だけでなく
国内のも何らかの原因で空気中に
澱んでいるとか
 
外へ出かけたし、ままならず
花粉症も出る季節、悩みがまた一つ増えた

2014年2月25日火曜日

マサキ

 
 
シダのぽろぽろ茂る斜面に座り込み
下の峠道を走るバイク音聞く
遠ざかったあと
誰かが後ろでカサカサッと歩いた
誰?
振り向いて声を掛けたが誰もいなかった
いるはずもない
ここは誰も歩かない山の中
 
 
けふのべんたうは岩の上にて
 
-山頭火-
 

2014年2月24日月曜日

適度な午睡時間

 
 
今日のお昼寝は2時間半、ぐっすり寝ました
寝起きが悪く、30分ほど頭がぼんやり
コ-ヒ-を飲んでやっとすっきり
 
昨日、山歩きをしたので疲れが出たと考えたいのですが
実はこれ毎度のこと
毎日昼寝を楽しんでいるわけではないのですが
ときたま昼寝をすると必ず2時間以上してしまう
 
テレビなどでは昼寝の適度な時間は15分
それ以上寝ると夜寝られず不健康だとのこと
昼寝をする前にコ-ヒ-を飲んで寝ると
15分程度で目が覚め、寝起きもいいらしいのですが…
 
ところが飲んでも、やっぱりたっぷりと2時間以上
そしてその日の夜は…寝床に入るとコテンキュ、直ぐに鼾
これって、やっぱり不健康なこと?
人間の体って睡眠を多く取りすぎるとどうなっちゃうのかな
心配で今夜はきっと寝られないわ

2014年2月23日日曜日

大山

 


 
快晴の大山
夏道から登り行者谷を経て元谷小屋へ下山
午後から気温が上がり雪は少し緩んできましたが
比較的安定した雪質
元谷からは弥山沢、八号沢、別山などを登る人たちもあって
この日はあちこちに自由なトレ-スが描かれていた

2014年2月22日土曜日

極楽とんぼ

 
 
池や小川や湿原の上空を優雅に飛ぶトンボ、
スイス-イと呑気に飛ぶ
 
世の中世辞の一つも言うことが出来ないと
何事もうまくいかない
そう、正直であってはならないのですが
そんなことお構いなし
他人が何を言おうがそんなこととんと気にしない
 
 北から風が吹けば南へ向かってふ-わふわ
お日さんが差してくれば竿に止まって一日のんびり
雨が降ればお酒でもカックラキン
 
美人が歩いておれば、ふらっと近づき
おね-ちゃんあちきと遊ばないと声を掛け
そんな極楽とんぼになってみたい 
 
-アメリカイヌホオズキ-

2014年2月21日金曜日

煙突のある小屋

 
 
畑道を散歩していると
山の中腹に一風変わった小屋を見つけました
煙突が二本、なんの小屋?
 
推測ですが、煙草の葉の乾燥小屋でないかと…
古い話ですがいまからおおよそ30年ほど前までは
山の畑地のあちこちで
煙草の葉が青々と育てられ
ピンクの花を咲かせていました
 
ところがその後、たばこ専売公社が民営化され
JTになってから急速にたばこの葉の生産が日本の畑地から
消えていったのです
 
妻の実家も煙草の葉を乾燥していたことがあり
その小屋が残っている
しかし、写真の小屋とは少し趣が違っていて
屋根の上には煙突ではなく
小さな小さな屋根がぴょこんと二つ
たぶん煙を出すための空気穴なんでしょうね
雨が入らないように小さな屋根をつけたのでしょう
 
山間部に入ればいまもときたま見かけることがあって
懐かしい気持にさせられる
 

2014年2月20日木曜日

ホトケノザ

 
 
お天気のいい日には散歩が
うれしい
今日はウグイスの初鳴きを
聞いた
 
ホ-…
ホ-ケ-…
ホ-ケ-…
チョ…
ホ-ケ-…
ホ-ケ-…
 
まだ、練習中のようです
 
ほ-け-ほ-け-と鳴く春先のウグイス
梅の花も綻んできました
 
寒い日が続いてたが
晴れると日差しが心地よい

2014年2月19日水曜日

寒いっ!

 
 
夜になって冷え込みが厳しい
背中がゾクゾクします
今夜は湯たんぽが一つでは心許ない二つほど要るかも
 
こんな日には子どもの頃どうしてたかな?
炭をカンカンにおこした火鉢の上に跨がって
体を温めてたわ
お尻がホカホカして気持ちよかった
 
炭団の炬燵なんていうのもあった
小さな炭団をあんかに入れてマメタンあんかって言ってたような?
何十年前だろう、忘れちゃった
 

2014年2月18日火曜日

縁起

 
 
海があるから、樹海があるから、雲が沸き
雲があるから、雨や雪が降り
 
雨が降るから川になり、海の栄養も豊富になり
積雪もじわりっと溶けて山や平野を潤す
さまざまな生き物はそこから恩恵を受ける
 
地球上のありとあらゆる生き物は
縁起なくして生きていけない
近年、人間の手によってそのありとあらゆる縁起がところどころで壊れ
地球の生き物たちは狭い範囲でしか生きていけないような
環境になっているような気がしてならないし
ますます加速しているように思える
 
-トベラの実-

子どもの頃の遊び

 
 
縄ひもで大きな輪っかを作り
その中に子どもたちが6人も7人も入る
一番先頭の子は運転手さん
一番最後の子は車掌さん
 
ちんちん~!
電車が走りま~す
運転手さんのかけ声
ドアが閉まりま~す
車掌さんが後ろから大声をはりあげる
ちんちん!
運転手さんも車掌さんもお客さんもみんな一斉に走り出す
なにが面白いのかみんな笑いながら走る
ただ、それだけの遊びだったが楽しかった

2014年2月16日日曜日

首山観音さん

 
自転車仲間とともに首山観音さんへツ-リングにでかけてきました
 
 
 
毎月旧暦の17日にはおかゆのお接待があって
今日は旧暦1月17日にあたります
境内ではたくさんの方が訪れお参りをすませたあと
あずきがゆをいただいてました
このおかゆは知恵粥というそうです
ほんのり塩味がして、たくあんと一緒にいただくと美味しい

 
お寺の傍には古木の紅梅がちょうど蕾をほころばせていました

 
駐車場は入れ替わり立ち替わり常に満杯
遠くからの方も次から次へとお参りにやってきてます
観音様にお参りすると
首から上の病に良いそうです
わたしは耳も目も悪く、口も悪い
何が悪いといって頭が一番に悪い
お堂に上がらさせていただいて
鉦をコンコンと鳴らしてお参りしましたが
効き目あるかしゃんね…あるよね

2014年2月15日土曜日

子どもの頃の健康食

 
 
医者いらずという言葉があって
アロエがそうだ
昔、兄が小さい頃、胃が弱くて、これを細かく刻んで
オブラ-トにくるんで飲んでいた
その所為かどうか、72になったいまはいたって健康で元気だ
最近、わたしも胃が痛くなったことがあって
ひょいと思い出して
アロエを刻んで飲んだが、すごく苦くて吐き出しそうになった
良薬口に苦しというがよくあんなものを毎日飲んでいたもんだ
 
医者いらず、他にはりんごとか柿とかも医者いらずというらしい
栄養が豊富でこれをよく食べる人は風邪を引かないといわれている
 
医者殺しという食べ物があるそうだカツオの中落ちを
ぶつ切りにして、薄く切ったしょうがと一緒に煮込む
それを食べ尽くしたあとのお汁に熱いお湯をそそいで飲む
これを医者殺しというらしい
なんでもこれを飲むと
体が丈夫になって、お医者さんが暇で暇で、
患者さんがいなくなって干上がってしまうとか
 

2014年2月14日金曜日

古三崎(荘内半島)へ

 
天気予報どおりに深夜から雪が降り
四国路はどこもかしこも真っ白
こたつで一日のんびり過ごすか、そう構えていました。
ところが昼前に雪が止みましたわ
うむむむ、足がむずむずしてきて、どうにもなりません
というわけで、昨日△爺さんから教えて頂いた
古三崎にある三角点探索に出かけることに。
 
 
大浜を過ぎ、紫雲出山への三叉路も通り過ぎて
肥地木と生里間の峠のカ-ブで駐車
紫雲出山を振り返って見たが雲が掛かって霞んでいる
山頂はまだ雪が降っているのかもね

 
駐車地点から突先への道を歩いて行くと
そこはお花畑でピンクの花が雪を被ってました
何年ぶりかの雪景色で、こういう光景は
四国ではめったと見ることができません

 
道なりに奥へと進んでいきます
すると千手観音さんでしょうか、お地蔵さんが現れました
後ろには丸くこんもりした地形がありましたが
丁度、真ん中の頂には風化した古く丸い石があります
まるで古墳のような印象でした

 
さらに奥へと入って行きますが、途中ヤブいており
頭から雪を被って冷たいこと
歩きよい所を探しながらなんとか突っ切ると
再び道に合流
そして祠のある広場に…
二つの祠は海の方角に向いていましたが
なにが祀られていたんでしょうか?
ここの地名は古三崎、ここから直線距離で
2.5kmほど北には灯台のある三崎という地名があって
そこにはかつての海の三大関所の一つがあったところです
なにか歴史的な繋がりがあるのかも分かりません

 
紫雲出山を振り返って見ましたが
やはり霞んでいる
ここからは景色が好く、目の前には瀬戸内の海が広がっている

 
岬のほぼ先端に近いところで目的の三角点がありました

 
傍らには、教えて頂いた△爺さんの点標が木に
赤いテ-プで巻き付けられていました
もっと景色を見ようと先端へと歩きましたが
そこから先は藪、諦めて引き返す
※写真がピンボケになりましたわ

 
往路で見た祠の先で浜へと降りる道が岬を横切っていたので
生里方面へと歩く
降りたところは生里集落のある浜辺でした
 
集落内にある県の保存木「川江家の椿」に寄って
駐車地点へ
椿の大木にはたくさんの花の蕾が着いてましたが
花期はもう少し先のようでした
 
衣服は木の枝から落ちてくる雪でびしょ濡れに
なりましたが、いい景色を眺めることができました
△爺さんに感謝

再び四国の道

 
ひつこく、またまた四国の道へ
わたし、よっぽどみかん畑が好きなようです
畑の道を歩いていると
いろんな野鳥が飛んでるんですよね
数も種類も雑木だけの里山よりもずっと多いのです
それに冬場の今はまだ少ないですが、道端に咲いている野の花も多い
これから暖かくなってくるのが楽しみです
というわけでお天気は悪いですが今日も昨日の続きを歩きました
 
 
 
七宝山トンネルの曽保側にある小さな公園に車を駐めて
南側の細い道からため池方面に降りていきました
池の縁には二体のお地蔵さん、一つは三鈷剣を持った不動明王さん
もう一つは普通のお地蔵さんで柔和なお顔をされている
傍らには灯籠がありますので
この道はかつての要所であったことが分かります
いまは海岸縁に主要道の県道21号が走っていますので
随分と閑静です
 

 
四国の道の道標が道の先々で立てられているので
迷うことはなさそうなんですが
それでも迷うという複雑なみかん畑のなかの道です

 
温州みかんやレモン、それにハッサクなどいろいろの柑橘類が
たくさん生ってますが、この時期にまだ収穫されていないということは
このまま熟して落果してしまうのでしょう。
高屋神社側へとだいぶ歩いてきました
道沿いにたくさんのお地蔵さんが並んでいます
最初は9基、次の集団が13基、これで終わりかなと思ってたら
次には16基、全部で38基
たぶんミニ八十八カ所のお地蔵さんだと思います
あと50基は?
道を整備し直すかどうかしたときに壊れずに
残っていた状態のよいものを温存したものかもしれません
道のむこうには荘内半島がうっすらと見え隠れしています

 
変な顔をしたお地蔵さんがあったので
近寄ってみました
42番と彫られてます
やはり八十八ヶ寺のようでした
 
昔は単に信心というだけではなく
こうやって道すがら、お地蔵さん巡りをすることによって
歩くことを楽しみにしてたのでしょう
歩くことは健康で長寿の一番大切なことだということを
昔の人は十分に心得ていたんだと思います


 
いつも見る風景も
こうやって少し位置を変えて眺めると
また違った趣です
 
明日からまた雪が降るそうです
先日のように真っ白な風景が見られるかな?

2014年2月12日水曜日

四国の道<高屋神社-大麻荒神>

 
歴史と自然と八十八ヶ寺お遍路道の織りなす四国の道
総距離数おおよそ2900km
ここ荘内半島にある高屋神社から大麻荒神間13.7kmはその一部
今日は最近とみに歩いている曽保の区間を歩くことにした
瀬戸内を眺めながらみかん畑を縫うようにしてその道は続いている
 
 
お天気はときどき晴れ間も出るがやや曇りがちで気温は低く
ダウンの下にセ-タ-を着込む
ネックウォ-マ-に分厚い手袋、頭にはスェット帽を被り防寒対策完璧
七宝山トンネルを曽穂側に越えたところから細い道に入り
道標に従って歩き出す

 
みかん畑ではときおり作業をする方を見かけるが
冬場なので本格的なものではなくて
不具合なカ所の修復とか
納屋の整理など春に向けての簡単な準備程度のものです
 
2月に入ってのすぐに初夏のような暖かさがみられたが
再び寒波がやってきた今
一時ほころびかけた野の花たちは
開くことを止めて縮こまっている
それでもやはり春は確実に足を運んでくれているようで
白い梅の花が薄日を浴びて小鳥たちに蜜の匂いを
辺りに撒いていた

 
島々を眺めながら、どこまで行ってもみかん畑の続くこの道
畑から時折聞こえてくる笑い声がここまで届かなければ
時間が止まっているように感じる
 
ふっと道を外れて
海がよく見える高台の畑の先端に近づいてみた
足元には
標高121mの三角点・天王山の石柱がぴょこんとご挨拶
ありゃ、探すつもりなどなかったのにね
ひょんなところでお遇いしました、今日は寒いですね~
最近、一人言が多くなりました

2014年2月11日火曜日

屋島で出合ったイノシシ

 
今日は曇りがちの天気予報
遠くに出かけることは諦めて屋島を歩くことにしましたが
まだ歩いたことのない旧遍路道を辿ってみることにしました
この道はドライブウェイなどが出来て以来歩く人が少なくなったのか
荒れていましたが、近年整備され歩きよくなったとか
 
 
起点としたのがここ屋島東にある安徳天皇社
源平合戦屋島での戦いのおりに
この辺りに行宮を建て陣営を作った場所だと云われている
84番屋島寺から85番八栗寺へ向かう遍路道であっただけに
歩く道にはところどころに屋島寺への道標が立てられている

 
最初は閑静な住宅街のアスファルト道を歩くが
だんだんと坂道は急坂になってきて
簡易コンクリ-ト道から山道へと入る
石段があったり、根が張っていたりお地蔵さんがあったり
歴史を感じて退屈しない

 
やがてドライブウェイを横切って
屋島山上の遊歩道に出るが
そこにはお地蔵さんが4体、傍にはどなたが作ったのか
真っ赤なサザンカの花を頭につけた小さな雪だるま
4体のお地蔵さんの一番右端は小さなお地蔵さんで
お顔が小さ過ぎるのか涎掛けが覆面姿になっていました
そこから少し進むと五剣山を眺めることができ、
さらに屋島合戦場の壇ノ浦を見下ろすことの出来る談古嶺に

 
北嶺のウバメガシなどの茂る道を辿り、遊鶴亭へ
今日は西回りで途中高松の町並みや
女木島男木島を眺めながらでした

 
遊鶴亭からは眼下に長崎の鼻
そして瀬戸内海の島々が一望できる
行き交う船、悠久の今

 
何人かの方と挨拶を交わしながら長崎の鼻にある砲台跡へ

 
帰り道
つぶらな目をしたイノシシに出合いました
人になれているのか、あとを追ってきます
たぶん、ここに訪れるみなさんが食べ物を与えてるんでしょうね
少しやせ細っていて可哀想でしたのでバナナをあげましたが
プイッとそっぽをむかれました
おまえ、甘い物ばかりでなくなんでも食べなきゃ
生きていけないよ。
もう少しすると春、筍がたんと生えるから
山にかえんなさい、ね。