2019年9月23日月曜日

讃岐駒ヶ岳



細い細い 秋刀魚が今夜のおかず

秋といえば秋刀魚
スーパーで買ってきて焼いた
柚子を添えてお皿へ
おいしそうだが、なんと栄養失調のような秋刀魚だ

今年の秋刀魚は不漁だそうで
しかも小さい
去年獲れた冷凍ものの秋刀魚も売られていた
そちらはしっかり太くておいしそうだった

2019年9月22日日曜日

シュンジュギク



うーほらあれ 妻と二人で 目の会話 

電子決済の話をつまとしていたら
携帯の会社名がでてこず
しばらく無言の会話が続いた
そら、なんてゆうたかなあの会社
ほら犬が出てくるCM…
妻も頭の中ではその企業が浮かんでいるようだが
やっぱり社名が思い浮かばない
二人して苦しんだ挙句、10分ほどして
やっと思い浮かべることが出来た
やれやれー

2019年9月19日木曜日



今ですよ 増税前の 賑わしさ

消費税増税まであと12日
今がチャンスとばかりにかけこみ需要を狙う
商売人
ほい、その言葉に騙されるな
増税後には増税分以上のポイント還元が待っている

2019年9月18日水曜日

お遍路さん



門前に トンボ飛び交い 70寺

まだ残暑厳しく
歩くお遍路さん、半袖姿で
真っ黒に日焼けしてました

道端に、ぼつぼつと曼珠沙華が咲いて
お彼岸がもうすぐそこに

ダッシュ



静かなる 駆け抜ける道に 落桜葉

100mダッシュを5本
土手から公園へ、繰り返しながら走った
いつの間にかクマゼミなどの気配なく
遠くでわずかにつくつくと鳴くばかり

桜の木の枝はスカスカで
幹の袂の草むらには落ちた葉が積もっていた
中秋の月も終わり
お彼岸が近づいている


2019年9月11日水曜日

ショウリョウバッタ



雨宿り ベンチに座れば ヤマガラ来

雷が鳴って雨が降りだした
いそいで東屋に逃げ込み、ベンチで一息
雷が遠ざかりザバザバ降っていた雨が小降りになった
ヤマガラがどこからか飛んできて
東屋のまわりの木の枝でちょんちょん

座ったベンチの足元には
澄んだ水の入った大きなペットボトルと
鳥の餌だろうか、アワとかヒエとかの、
タネが入ったものも置かれていた
この里山を毎日散歩する麓の方が
保管しているものだろう
替わって与えてみようと思っても
小鳥はもうどこかへ行ってしまっていない
やがて雨も上がった
 

2019年9月10日火曜日

ヤマアカガエル



ニガナ花 綿毛托して 時を待つ

ムラサキニガナは初夏に訪れたときには
綺麗な花をたくさんつけていたが
今日見ると、花は綿毛の付いた種になっていた
この9月は残暑が厳しく、猛暑日が続いている
一緒に歩いた妻が熱中症になったほどの暑さで
カエルがカラカラ鳴いていた
種が飛ぶにはまだ先のようだ

2019年9月9日月曜日

シロオニタケ



まだ暑き 前を歩く妻に 虻集り

里山を歩くが猛暑がぶり返し、厳しい
ブヨが寄ってきたので森林香を焚くとたちまちに逃げたが
虻だけは平気でしつこく寄ってくる

なぜか前を歩く妻に虻が集る
シャツやパンツに止まった瞬間を狙ってペシペシ叩くが
逃げ足すばしこくてうまくヒットできない
それでもなんとか数匹を足元に転がすが
逃げるもの多し
また、へしゃいだはずの虻だが、再び元気よく飛ぶのだ

帰宅後、妻の皮膚は数カ所赤く腫れ
痒み止めに薬を塗っていた


2019年9月6日金曜日

朝焼け



暑さぶり返して 台風の 2つ3つ 3つ4つ

秋は夕暮れというが
またもや猛暑日がやってきて
体がぐったり
台風は立て続けにきてるし、もういやや 

2019年9月5日木曜日

ニイニイゼミ(空蝉)



草の虫 雷雨の過ぎて 濡れそぼり

ネコの額ほどの庭にイタリアンパセリがあって
その葉がキアゲハの幼虫に全部食べられてしまい
茎だけになっている
虫は殺伐とした茎にしがみついてなお齧りついている

連日雷が鳴り、雨が叩きつけてゆくが
コロコロした緑色の芋虫は
雨に濡れてびっしょり
自然は厳しい
耐えて耐えて、このあとどうなることやら
試練の虫生だ
 
 

2019年9月4日水曜日

シャムネコ



おばあちゃん 草刈り機振り 腰を振り

畦道を歩いていると、下の畑から草刈り機の
エンジン音が聞こえてくる
作業をしている方は男性かと思ったが
モンペを履いている女性だった
だいぶ年配のようで、草刈り機が重たそう

必死な思いで体を大きく動かしながら刈っている
それでも思い通りには刈れないらしくて
腰をフリフリ調子を合わせている
なんとなく可笑しくて笑ってしまった
昔は草刈りといえば男性定番の作業だったが
最近は高齢の女性が目立つようになった

農家は高齢化しているが
その男性の人手も少なくなり、いよいよおばあちゃんが
せざるを得なくなっているようで
草刈りだけでなく、耕運機なども女性が担いだしたようだ
この先、どうなってゆくのやら…


2019年9月3日火曜日

ツルボ



秋遍路 葡萄畑に 鳴るラジオ

遍路道を歩いていると、どこからかラジオが…
土手の下を覗くと葡萄畑があって
そこから聞こえてくる
畑の近くに軽トラかバイクかが止まってないかと
きょろきょろと探したがない

葡萄棚にビニールのトンネルが張られていて
その下を覗いてみたが誰もいない
はて?

それまで降っていたにわか雨が上がって
空は晴れ陽が射してきた
土手にはたくさんのツルボが咲いていた

2019年9月2日月曜日

猿の歩く遊歩道



秋散歩 雷去って 蝉の鳴く

ジョギングに出かけたが
途中で雷鳴とともに土砂降りの雨
急いで公園のゲートボール傍のテント下を借りた

ベンチに座って40分も休んだだろうか
その間に少しずつ雷が遠ざかり
雲は空を覆ていたが、雨が小降りになった

このままでは濡れてしまうと思い、テントから離れる気が起きなかったが
虫が鳴き、蝉も鳴きだした
虫たちは雨が上がることを知っていたのだろうか
やがて雨は止んだ
鳥たちも賑やかになったので
ほっとしてジョギングを再開
雨降りのあとの道は爽やかでした