公園の桜の木の下の道をミニバイクが往ったり来たり。
前には若い男の子が座り嬉しそうな顔をしてハンドルを握っている。
後ろには女の子が顔を紅潮させて、キャー怖いなどといいながら、
これまたとても嬉しそうに男の子にしがみついている。
男の子はますます嬉しそうにして、スピードを上げる。
女の子もますます黄色い声でキャー怖いーと叫ぶ。
男の子は桜並木を端から端まで行っては引き返し、
また走り、止められない。
いつまで続くのかなと少し心配だったが、公園を離れて、
帰り道に着いたが、後方ではまだまだ続いていた。
あの二人、ただいま青春まっただなかっていうところなのかな。
そういうとき、わたしにもありました。